一周年イベントストーリーで登場した、魔法使い達のタロット風イラスト。多くのユーザー達によって考察され、どのキャラが何の絵柄を担当しているのか明らかにされています。
今回は、もしやタロットって各キャラクターの誕生日に関りがあるのでは?と思い調べた結果、何の成果も得られなかった惨敗記録になります(笑)。ちょっとだけわかったこともありますが、今回は有益な情報はあまりないです・・・。
それでもおつきあいいただける方は、どうぞ!
まほやくとタロットカード
タロットカードは皆さんご存じの通り、占いに使うカードです。起源はユダヤ教や古代エジプトなど様々噂されていますが、真相は未だに解明されていません。
カードは合計で78枚あり、大アルカナ(22枚)と小アルカナ(56枚)というグループに別れています。大アルカナで大まかな占いを、小アルカナで詳細を占うことが多いようですね。
一周年イベストでは、この大アルカナ22枚に、それぞれキャラクターが当てはめられているのです。他のサイトでも紹介されていることが多いですが、ここでもキャラクターの対応表をのせておきますね。
魔法使い×大アルカナ対応表
0 | ⅩⅩⅠ | 愚者 | ホワイト |
1 | Ⅰ | 魔術師 | ミチル |
2 | Ⅱ | 女教皇 | リケ |
3 | Ⅲ | 女帝 | シノ |
4 | Ⅳ | 皇帝 | アーサー |
5 | Ⅴ | 教皇 | ヒースクリフ |
6 | Ⅵ | 恋人 | クロエ |
7 | Ⅶ | 戦車 | ルチル |
8 | Ⅷ | 力 | カイン |
9 | Ⅸ | 隠者 | ファウスト |
10 | Ⅹ | 運命の輪 | レノックス |
11 | Ⅺ | 正義 | ラスティカ |
12 | Ⅻ | 吊るされた男 | ネロ |
13 | ⅩⅢ | 死神 | ブラッドリー |
14 | ⅩⅣ | 節制 | オーエン |
15 | ⅩⅤ | 悪魔 | シャイロック |
16 | ⅩⅥ | 塔 | ムル |
17 | ⅩⅦ | 星 | ミスラ |
18 | ⅩⅧ | 月 | 賢者 |
19 | ⅩⅨ | 太陽 | オズ |
20 | ⅩⅩ | 審判 | フィガロ |
21 | ⅩⅩⅠ | 世界 | スノウ |
1から20にかけては年齢順に並んでおり、0と22は始まりと終わりをつなぐようにホワイトとスノウが担当しています。賢者はまほやく世界で忌みの存在である月を、他の魔法使いの代わりに担当することになりました。
タロットカードにはそれぞれ意味がありますが、今回は割愛。キャラクターに似合っているカードもあれば、そうでないものもあるため、がっつりタロットをキャラ設定に絡ませているわけではなさそうなので。キャラ設定をふまえて、変更できるキャラは年齢設定を変えたりしたのかも?ちょっと調整は入っていそうですね。
数字の読みかた
タロットカードにはローマ数字が描かれています。それと同じように、まほやくのイラストにも数字が書かれているのです。ローマ数字は「Ⅰ」「Ⅴ」「Ⅹ」が組み合わさっています。では、まほやくではどうなっているでしょう?
本当は1や10などわかりやすい数字で説明したいのですが、あいにく画像が用意できず…。こちらは「7:Ⅶ:ルチル」の背景です。通常のタロットに描かれている戦車と、ルチルのアミュレットである花園のリースが組み合わさって描かれていますね。
中央上部のマークをみると、左の半月がⅤを、右のダイヤがⅡを現し、あわせてⅦをあらわしています。ダイヤひとつでⅠを現しているんですね。
続いてこちらは「15:ⅩⅤ:シャイロック」の背景。同じく中央上部のマークに注目すると、左の半月が重なった絵文字が「Ⅹ」を、右の半月が「Ⅴ」を現しています。併せて「ⅩⅤ」となりますね。
Ⅰ | ダイヤ |
Ⅴ | 半月 |
Ⅹ | 重なった半月 |
こんな感じで対応しています。この象形文字のような数字の表記法は、まほやく世界では常用されているのでしょうか?それとも、古代文字の部類に入るのでしょうか?いつかイラストなどで数字が描かれることがあれば、そのあたりもわかりそうですね。
タロットと占星術の関係
ところで皆さん、占星術をご存じですか?天文学を使って行う占いで、西洋・東洋とありますが、今回ふれるのは西洋占星術。ホロスコープと呼ばれる天体図を用いる占星術です。このホロスコープがまほやくにちょっぴり関係してくるのです。ちょっぴりね。
ホロスコープの東西南北
写真提供:Mount Stuart: Horoscope bedroom | John Lord | Flickr
上の写真がホロスコープ。普段は紙に線を描いたものを使ったりなど、もっとシンプルなものが多いのですが、今回お借りした写真は豪華版ですね…めちゃすごい。ホロスコープとは、ある時間ある場所から見たその瞬間の星の位置を記したものです。なので、たとえば誕生日のホロスコープをつくった場合、中心に自分がいると仮定して作ります。星は常に移動しており、年月日時分秒場所まで全く同じに生まれた存在などありえませんから、誕生日のホロスコープは決して同じものはないのです。
ホロスコープの中央は、自分のいる場所。いわば地球であり、周りには太陽や火星などの惑星、おうし座やおとめ座などの星座が描かれています。実はホロスコープの東西南北はすべてが逆になっています。つたない絵で恐縮ですが、図であらわすとこんな感じ。
なぜこんなことになっているかというと、ちょっとややっこしいので、他のサイトや動画を参考にされたほうがいいです(笑)。「ホロスコープ・南北問題・北半球」などで検索してみて下さい。ちなみにホロスコープは、東の空から太陽が昇り、南の空を通過して西に沈む、という立体的な空間を描いているんですね。ちょっともう何言ってるかわからないですよねすみませんw。
ホロスコープと賢者の魔法陣
では、このホロスコープがまほやくにどう関係してくるかというと、まほやく作中でもいたるところで見られる賢者の魔法陣とよく似ているからです。正確には賢者の魔法陣かはわかりませんが。
たとえば、下の画像の赤丸で囲んだ部分。ここに石が砕けたような絵が描いてありますね。これはキャラクターのセリフが表示される枠ですが、他にも育成中にエピソードが発生した時の枠であったり、キャラクターを成長させたときにも表示がされます。
他にも、イベントストーリーで邪神を封印する際にも見られます。下の左の画像が、封印が解かれる前。賢者が一切関わらずに、北の魔法使いが昔封印した際の画像です。そして右がイベントストーリーで改めて封印した画像。賢者の魔法使いが力を合わせて封印したものです。
魔法陣が普段よくみるものに変化していますね。つまり、この右の魔法陣は賢者の魔法陣、もしくは魔法使いが賢者の魔法使いとして力を振るったときに現れる魔法陣ではないかと思われます。今回は賢者の魔法陣と仮定して話を進めていきますね。(賢者は人間ですが、大いなる厄災の傷を沈められたり、特殊な力を持っていることは明らかですので、魔法陣もあると仮定します。)
一周年イベントストーリーのキービジュアルにて、賢者の魔法陣を中心に魔法使いたちがぐるりと囲んでいます。この賢者の魔法陣をよーくみると、円の縁に「N」や「S」など方角を指している文字が見えるのです。頑張って目を凝らして!
【1周年特設サイト公開】
— 魔法使いの約束【公式】 (@mahoyaku_info) November 16, 2020
1周年の特設サイトを公開いたしました。https://t.co/gNJH7jxkbi
全体キービジュアルも合わせて初公開!
特別な日まであと少し。
賢者様、一緒にお祝いいたしましょう!#まほやく #まほやく1周年 pic.twitter.com/C1RC5KgRVS
この魔法陣はサウンドトラックの化粧箱にも描かれているので、撮った写真を使ってみてみましょう。それがこちら。
あれ、私たちの世界の東西南北と同じで何も間違ってないのでは?と感じますよね。ただ、ホロスコープと比べると、すべてが逆になっているのです。
通常のホロスコープは南のいちばん頂点で太陽が一番輝く姿が描かれています。(ちょっと語弊があるので詳しくはGoogle先生にきいてね。)なので、太陽・南が上になっているんですね。そのため東西南北が逆に見えるのです。今スマホで見ているかたは、上下をひっくり返してみると、青いホロスコープ図の東西南北が正しい場所に来ると思います。
対して、賢者の魔法陣では周りに月の満ち欠けが描かれています。左の画像の一番上・北で燦然と輝いているのは、満ち欠けが描かれていることから、太陽ではなく月でしょう。ホロスコープでは太陽を上にしていますが、賢者の魔法陣は月を上にしています。つまり、あえてホロスコープと逆にしているのです。
では、賢者の魔法陣をホロスコープと同じように南を上に持ってきたらどうなるのか。これは予想がつく人もいるでしょう。答えはこちら。
ホロスコープと一致しましたね。これで、ホロスコープと逆になっていることがおわかりいただけたと思います。きっと。たぶん。
本当にホロスコープと関係あるの?
賢者の魔法陣とホロスコープは関係ないのではという意見も聞こえてきそうですが、実はタロットと占星術・ホロスコープはとても関係が深いのです。一周年のタイミングで、魔法陣を中心においたホロスコープのようなキービジュアルを発表したこと、タロットをモチーフにしたイラストが描かれたことから、無関係ではないと思います。
その根拠としてタロットと占星術の関係性もここに記しておきたいのですが、ちょっとHPがきれそうなので・・・また後日追記します・・・。(早く知りたい人は「黄金の夜明け団・アルカナ・占星術」などで調べてみてね。)
先ほど、ホロスコープの中心は自分であるとお話しました。魔法陣も、術者を中心にして円が展開するイメージですよね。カードキャプター〇くらみたいに(笑)。そう考えると、一周年のキービジュアルは中心に賢者がいて、周りを星々の代わりに賢者の魔法使いたちが描かれているのではないでしょうか。星々によって未来を占う…つまり運命を導いてくれる存在として描かれているのかもしれませんね。
まほやくの世界は月を反転した世界、なんて考察もあるくらい、「反転」という言葉がキーワードとなっています。なぜ魔法陣はホロスコープと反転して描かれたのか。引き続き考察していきたいと思います。
さいごに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
東西南北・上下左右あっちこっち回転したため、お疲れになったかたもいるのでは?
ちなみに、そもそもホロスコープを調べたきっかけは、タロットと占星術が深く関係しているため、そこからたまたま行き着いたのです。「皇帝:白羊宮(おうし座みたいなもの)」など、タロットに対応した星座があり、そこから魔法使いたちの誕生日が決められたのでは?と調べた結果、はっきりとわからず惨敗したのです・・・。
その惨敗の記録を残そうと思いましたが、もう力尽きそうなので、またの機会に…とほほ。
それでは、また!
参考文献
1周年考察記事
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