【2022/11/19】本記事の内容をわかりやすくまとめた動画をUPしました!お時間のある時に覗いてみてね!
はじめに
スマホゲーム「魔法使いの約束」に登場する、世界最強の魔法使いオズ。若くも強い力を持つ東の魔法使いシノ。実はシノはオズのクローンなのではないか?という説がSNS上で流れました。
結論から言うと、その説は違ったのです。が、なぜこの説が流れたのか。なぜ説が違うと判明したのか。本当にふたりは何の関係もないのか。私がわかる範囲で話の流れをまとめました。
あらかじめお伝えしたいのですが、考察は自由に行っていいものであるし、正解を導き出すことが目的ではなく、あらゆる可能性を考える事が醍醐味であると、個人的に考えています。
そのため、この先、捉え方によっては「シノはオズのクローン説」を否定するような表現があるかもしれませんが、それは説について事実と見解を述べているのであって、自由な考察自体を否定しているのではありません。正解しか述べてはいけない考察、議論など、ほとほとつまらなく、興味などそそられませんから。
なんだかムルみたいな言葉を吐いてしまいましたね。つまり、私は自由な考察に敬意を払っている事を念頭に置き、この先の記事を読んでいただきたいというお願いになります。
この先、ネタバレも含まれますのでご注意ください。
それでは、レッツゴー♪
説が流れた理由
まずは、なぜこの説が流れたのか様々な理由をみていきましょう。あくまで説が流れた理由ですので、これから話す内容は、事実ではない可能性が高いです。
オズとシノの容姿が似ている
言わずもがな、オズとシノを並べてみると、髪の色や瞳の色がとてもよく似ており、年齢を考えなければ親子や兄弟にも見えます。そのため、いきなりクローン説が流れるとまではいかなくとも、何かしらの血縁関係があるのでは、と噂が流れました。
また、ふたりは誕生日が近く、シノは4/14、オズは4/27と、4月生まれなのです。まほやくは毎月誕生月キャラクターのガチャを開催しており、そこでオズとシノが横並びにガチャ画面に表示されるものですから、更にふたりは容姿が似ているという噂が加速していきます。
シノが東の魔法使いらしくない
東の魔法使いは繊細な感性の持ち主が多いですが、シノはそういった感覚には縁遠く、神経はだいぶ太そうです。もともとシノは孤児であり出生がわからないため、ブランシェット家に拾われはしたものの、生粋の東の魔法使いかはわかりません。
ファウストやネロのように、別の土地からやってきて東の魔法使いとなる人もいますが、ふたりは土地柄が自身の感性とマッチしたため、自分の意志で東に住み始めたのです。つまり、東の魔法使いらしい感性を持っていたため、東の魔法使いになるべくしてなった、という形です。
対してシノは、たまたまブランシェット家に拾われ、ヒースクリフを守りたいと思っているため東の国に住んでいました。自分の感性とあっているから住んでいるわけではありません。こういったこともあり、シノは東の国出身なのか?出生地はどこ?という疑問があがったのです。
フィガロがシノのことを知っていた
メインストーリーで、新しい賢者の魔法使い達が召喚された後、フィガロはシノのことを知っていると話します。知り合いから噂をきいた、とのことですが、全く接点もない予期せぬ人物がシノを知っていたため、何か裏があるのではないかと噂になりました。
その「裏」というのが、シノはオズのクローンであり、それをフィガロが知っていた、という説です。
オズの身体の一部を媒介にしたのではないか
イベントストーリー「きみに花を、空に魔法を」では、オズの血が媒介とされ、敵役である5人姉妹が創られました。ここで、読者達は「オズの身体の一部を媒介にすれば強い力が得られる」という新情報を手に入れます。
シノが若いながらも強い力を持っていること、オズと容姿が似ていることが根拠となり、シノはオズのクローンであるという説が生まれました。オズがシノを生み出し、オズと友人であるフィガロもそれを知っていた、という事です。
アーサーの身代わりとしてシノが生まれた
詳しい説明はご自身でオズの親愛ストーリーを読んでいただきたいのですが、アーサーは賢者の魔法使いとなり、戦いで命を落とす運命にあると予言されているのではないか、とされています。この話自体はおそらく事実です。
アーサーの運命を変えるため、オズが代わりとなるシノを生み出した、という噂があがりました。シノを生み出したからといって、シノが賢者の魔法使いに選ばれるかというと、それはわかりません。そのあたりの理論はふわっとした感じなのでしょう。
以上、こうした考察が重なったのが、クローン説が流れた理由です。
シノはオズのクローンではない
では、なぜこの説が否定されたのかと言うと、公式から「オズとシノは設定上の関係がない」と公表があったからです。これは1周年記念に発売されたファンブックに記載されています。ファンブックはお金を払って購入し読むものなので、あまり詳細な内容をここで書くのは差し控えます。気になる人はファンブックを購入してください。
話を戻しますが、クローン説や親子、兄弟といった説が、公式から「それは違うよ」と発表があり、賑わっていたクローン説に幕が閉じたのです。
なぜビジュアルが似ているの?
とはいえ、オズとシノは偶然とは言えないほどビジュアルがそっくりです。キャラクターデザインは素人目からみても最も重要な要素ですから、必ず熟考し、できればデザインがキャラクター間で被らないようにするはず。ここまで似ているのは何か意図があるはず、と感じてしまいます。
ここからは個人的な考察になるので、そんな考えもあるんだなーくらいの気持ちで読んでください。
ファンブックでは、アーサーとオズがわかりやすく「光と闇」の関係になるようにした、とあります。それはキャラクターの立場や性格などが主でしょうが、ビジュアルにも反映されています。
アーサーは銀(白)の髪に、青い瞳。ビジュアルだけ見れば、光属性っぽいですね。対してオズは黒髪に赤い瞳。ビジュアルから闇属性っぽく感じられます。ビジュアルからふたりの真逆の性質が感じられますね。
それと同じような関係が、ヒースクリフとシノなのではないでしょうか。ヒースクリフは金の髪に青い瞳。アーサーとおなじく光属性っぽいですね。対してシノはオズと同じく黒髪で赤い瞳。しかも武器が死神が使うような大鎌ですから、ますます闇属性っぽく感じます。
つまり、オズとシノでビジュアルをあわせたのではなく、オズがアーサーと、シノがヒースと反転したビジュアルにした結果、オズとシノが闇属性となりビジュアルが似通った、ということです。シノがうんと成長したら、オズにますますそっくりになるのかもしれませんね。
もしかしたら、この先中央の国と東の国が争った場合、ビジュアルがよく似ている、アーサーVSヒース、オズVSシノ、なんて構図もあるかもしれませんが、だいぶぶっ飛んだ憶測になるので、この辺で筆を止めておきます笑。
さいごに
クローン説は面白い考察でしたが、残念ながら現実にはならず。私が今まで色々と考察してきた記事たちの中にも、誤っているものはあるのでしょう。考察は楽しいけれど、難しいですね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また!
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