毎年、エイプリルフールに気合の入ったイベントを開催してくれるまほやくくん。今年はなんと、マフィア!ワルの道!全員、揃いも揃ってワルの道!
タイトルの「アルテレーゴの掟」に込められた秘密とは?ストーリー中に出てきた騒動の元凶って何者?ストーリー中に難しい言葉が出てきたけど、これはどういう意味?などなど、気になる部分を考察していきます!
イベスト公開以前の事前情報から、用語や組織名の由来について考えている記事もあるので、お時間があればそちらも読んでみて下さいな。
2024エイプリルフールがきたぞー!!毎年まいとし気合の入ったイベントを開催してくれるまほやくくん。今年のエイプリルフールも面白そう!っていうか既に楽しい!やばい!エイプリルフールさいこー!まだイベントストーリーは公開され[…]
ここからはネタバレが含まれますので、必ずご自身でストーリーを読んでからご覧ください!
それでは、レッツゴー♪
あらすじ
かるーくあらすじを。ちょっとアンダーグラウンドな空気を感じる世界で目を覚ました賢者。ガラの悪い輩に絡まれて困っていたところ、助けてくれたのは謎の黒髪の男性。彼はシャイロックと名乗り、記憶を無くし、身寄りのない賢者を、自身のアジトに招待してくれた。
このフォルモーントシティでは、謎の暴漢が暴れる、ベンティスカファミリーが総動員で「キルシュ・ペルシュ」なる者を探している、などなど、色々ときな臭い状態。その争いの渦中に、賢者も巻き込まれていくのだった…。
「アルテレーゴの掟」の本当の意味
今回のイベントのタイトルである「アルテレーゴの掟」。事前情報まとめでは、私たちの世界のラテン語、「alter ego / アルターエゴ」であることを調べました。ここではストーリーになぞらえて、タイトルに込められたテーマを探っていきます。イベストの核心となるネタバレがあるのでご注意を!
イベントでは、シャイロックやオーエン、リケ達が「鏡映子」であると明かされました。鏡映子はオリジナル人物の血液などから生み出された、オリジナルそっくりな生命体。いわばクローンです。
タイトルの「アルテレーゴ」とは、親友や分身といった意味。それも、単に親しいだけでなく、もう一人の自分と言えるような、魂レベルで繋がっている存在です。また、作家を例にとると、自身が生み出したキャラクターなどにも使われます。
鏡映子達は、まさにオリジナルの分身。「アルテレーゴ」であると言えるでしょう。シャイロックに至っては、ムルのことを「お父様」とジョーク交じりに読んでいるなど、ある意味「自身が生み出したキャラクター」としての「アルテレーゴ」であると言えるでしょう。
そして、タイトルにある「掟」ですが、わりと幅広い意味合いがあります。ひとつは法律や法度など、社会や組織の取り決め事のこと。シャイロックが属するルナピエーナファミリーでは、毎月、キルシュ・ペルシュというお酒を皆で呑む掟があります。
ルナピエーナには鏡映子が何人も所属しており、彼らは定期的にキルシュ・ペルシュに含まれる落月華の成分を接種しないと、目が赤くなり錯乱してしまいます。
その為、ボスであるムルは毎月キルシュ・ペルシュを呑む掟を造りました。鏡映子達の為の掟、ある意味「アルテレーゴの掟」とも言えますね。
「掟」には、法律や法度などの他にも、心の持ち方や心構えといった意味があります。
イベスト終盤の山場では、自らが鏡映子だと知ったシャイロックの心中が語られました。戸惑いながらも、自分は自分であり、自分は自分を愛すると。同じ鏡映子であるオーエンも、彼なりに自分の存在意義を持っていました。
鏡映子達の心の在り方。クローンである自身が、自分として生きていくための心の掟。それらの意味を込めて「アルテレーゴの掟」となったのかもしれませんね。
「キルシュ・ペルシュ」の本当の意味
イベスト中に登場した「キルシュ・ペルシュ」。これは落月華の結晶を憑けたお酒です。事前情報まとめでは、「Kirsche perch / キルシュ・ペルシュ」であることを調べました。ざっくりとした意味としては、桜の止まり木。
イベスト序盤では、シャイロックが「今宵の止まり木」として、ベンティスカファミリーのアジトを紹介していました。常にcloseとなっていますが、表向きには酒場です。
そしてイベント終盤では、鏡映子達にキルシュ・ペルシュを振舞うため、改めて酒場としてオープンしました。鏡映子達が集まる場所。鏡映子達の止まり木。桜(落月華)を振舞う止まり木。これらの意味を込めて、「キルシュ・ペルシュ / 桜の止まり木」と、お酒に名付けられたのかもしれませんね。
鏡映子
イベストのキーとなった鏡映子ですが、オリジナルと比べてオーエンは瞳の色が変わったり、ホワイトは好物がシナモンチュロスからシュガーチュロスに変わりました。気になる相手や大切な相手に似る、といった特性があるのかな?と思いますが、もう少し踏み込んで考えてみます。
「鏡映」ですが、厳密には「空間内の図形を、ある平面に関して鏡に映すような面対称に移すこと」といった意味があります。つまり鏡合わせの状態ですね。
ちょっとややこしいですが、オーエンの瞳は、私たちから見て左が赤、右が黄色です。対してカインの瞳は、私たちから見て左が黄色、右が赤です。つまり、お互いに向き合うと、瞳の色が鏡合わせとなります。そして、スノウとホワイトは、言うまでもなく、お互いに鏡合わせと思えるくらいそっくりです。
今回、容姿や味覚が相棒に似たのは、オーエンとホワイトのみ。(だったような?)このふたりは本編で鏡合わせにデザインされています。「鏡映」の言葉の通り、鏡っぽい相方がいるふたりが、相方の鏡となるように、容姿や味覚が変化したのかな?と思います。
対して、相方があまり鏡合わせっぽいデザインではないシャイロックとリケは、相方の容姿に似たりはしなかったのかな、と個人的には感じています。いや、まだイベントカードストーリーなど読んでないので、違ったら申し訳ないですけども笑。
まあ、たまたまでは?とも思いますが、鏡映子についてちょっと踏み込んで考えてみました。
黒シルクハットの人物
イベストでは鏡映子を生み出す技術を、黒シルクハットの人物が広めていました。彼が騒動の黒幕ですね。この黒シルクハットの人物って誰だ?となった人も多いはず。
実は1.5部ストーリーに、オヴィシウスという黒シルクハットの人物が登場します。彼はノーヴァに騙されて、魔獣たちを蘇らせました。
そのおかげ(?)で賢者の魔法使い達は、グランヴェル城で死闘を繰り広げたのです。超胸熱ストーリーなので、まだ読んでいない方は、ぜひぜひぜひ読んで下さい!
今回のイベストでは、このオヴィシウスを出張出演させて、騒動の元凶として書いたのですね。もしかしたら、世界のどこかにスカーレット達5人姉妹も生きているのかも?
背景イラスト
毎年、エイプリルフールのイベントでは、背景イラストにセルフオマージュネタが散りばめられています。街のメインストリートを見てみると、パッと目に付くのは、左上の「森林夢幻」という看板。おそらく育成スポットの「夢の森」を指しているのでしょう。
2年目のエイプリルフールイベント、「パラドックス・ロイド」では、賢者が夢の森の瘴気に倒れてしまいました。倒れていている最中、パラドックス・ロイドの夢を見たのです。それに関連して、「森林夢幻」の看板が描かれたのかも?
続いて画面左下には、大量の商品の中に、何やら見覚えのある者たちが。よーく見ると、スノウ・シャイロック・ヒースクリフの魔道具が置いてあります。今回のSSRカードになったキャラ達ですね。
その下に電光看板があるのですが…これ、なんて書いてあるんですかね…。「Siti」と書いてあるのは読めるのですが…Siti…シチ…質…質屋?そしてSiti以下の筆記体が読めない。わかる方、ぜひコメントを…!
もう一つ気になるのが、画面上部のずーっと奥に、白い洋風のの看板がありますね。これ別のイベストかなんかで見たことあるような気がするんですけど…気のせいだったかなあ…。もうイベントがありすぎて、記憶の山を辿るのが難しい笑。
ちなみに、まほやく世界の文字は、本来、私たちの世界と比べると反転しています。が、今回のイベストは賢者の夢の中の世界なので、通常通り左から右へと文字が流れています。漢字が描かれているのもその為ですね。
さいごに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!実は人物相関図を作っている最中なので、完成したらこの記事にUPしますね。
今回も面白かった!設定も盛りだくさんだった!それ故、15話なのが惜しい…!いや、十分ボリュームありますが、設定がてんこ盛りだったので、これはまだまだ掘り下げられるだろう!ページに余裕があれば、3勢力のいざこざも、もっとド派手にかませたかも…!なんて欲が出るほど、素敵な世界観でした。
いつか長編小説とかにならないっすかね?正座待機。
まだイベント期間がありますので、イベスト読み返しながらカジノを楽しみたいと思います!目指せ億万長者!ビリオネア!
それでは、また次の考察で~。
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