東の魔法使い、ヒースクリフとシノ。第一部までのストーリーで明かされたヒースとシノのプロフィールや伏線をまとめました。第二部に向けて一緒におさらいと予習をしておきましょう!
ここからはネタバレが含まれるのでご注意を!
それでは、レッツゴー♪
ヒースクリフのプロフィール
名前:ヒースクリフ・ブランシェット
身長:176cm
年齢:18歳
誕生日:6/29
魔道具:時計
紋章の位置:左腰の後ろ
領主の息子として
ヒースは魔法使いでありながら、両親や城の人々に愛されています。ヒース自身が、両親に魔法使いであることで陰口を叩かれないよう、全てにおいて努力してきた結果、学問・馬術・政治など、あらゆる分野で優秀な人となったのです。その努力を周りが見てきた故でしょう。
しかし、その努力の理由は、自分が魔法使いであることへのコンプレックスのため。この引け目がヒースクリフという人間を語るのに大切なキーワードになってきます。詳しくは後述する「シノとヒースクリフのすれ違い」にて。
シノのプロフィール
名前:シノ(必要なときはシノ・シャーウッドと名乗る)
身長:168cm
年齢:17歳
誕生日:4/14
魔道具:大鎌
紋章の位置:右肩
シノの名前
シノは孤児であるため、自身の苗字を知りません。両親の顔を覚えているのか、どういった経緯で孤児になったのかなどは詳細には描かれておらず、ブランシェット家に拾われて小間使いとなりました。
シャーウッドの森の森番をしていたため、苗字を名乗る必要があるときは、森にちなんでシノ・シャーウッドと名乗っているようです。ブランシェット家に仕えているため、もしかしたらしっかりとした身分を提示しなければならない時があったのかもしれません。
シノの誕生日
シノは自分の誕生日を知りませんでしたが、ファウストに占ってもらい、自分の誕生日を知ることができました。これも孤児であるがゆえのエピソードです。
占ってもらえば苗字もわかりそうですが、シノにとっては自分を捨てた家族のことはあまり気にならないのかもしれませんね。
ブランシェット家での生活
ブランシェット家に拾われる前、シノは相当過酷な環境で生きていたようです。詳細には描かれていませんが、「死臭や絶叫はオレが生まれた場所」と話す程ですので、貧民街の中でもかなり酷い地区で生活していたのかもしれませんね。そこからどうやってブランシェット家にたどり着いたのかはわかりませんが、運よく助けて貰えたようです。
そんな彼にとって、仕事があって、衣食住の心配をしなくていいブランシェット家での生活はまさに天国のようだったのでしょう。領主であるブランシェット夫妻を敬愛しています。普段はシャーウッドの森の番をしており、迷い人の案内や、森に異常がないか見張る生活をしていました。
森は自然の要塞であり、戦争時には敵の隠れ家にもなります。そのため、敵が悪事を働かないよう、シノは森の管理を任されていたのです。そういえば、シノが賢者の魔法使いになった後って、誰が森番をしてるんでしょうね?
第二部への伏線
ここからは第一部までのシノの伏線を整理していきます。果たして第二部で全てが明かされるかはわかりませんが、進展があることを期待したいですね。復習!復習!
ヒースクリフの傷を本人に伝えるか
ヒースクリフは大いなる厄災との戦いで、強い恐怖を感じると黒豹に変身するという傷を負いました。しかし、ヒースクリフ本人はその傷のことを知りません。ヒースは黒豹になっている間の記憶がありませんし、なによりシノがヒースに伝えることを躊躇っているためです。
ヒースは魔法使いであることを恥じており、何かと自分を追いつめやすい性格です。もしも黒豹となり、無意識に仲間を傷つけようとしていたなどと知れば、どれだけショックを受けるかわかりません。
後述しますが、シノはヒースに自信をもって、堂々としてほしいと願っています。ヒースの傷を本人に知らせることは、ヒースを傷つけると共に、ますますヒース自身が自分を好きになれなくなってしまう要因になるのです。
第一部ではシノはヒースに傷について伝えることはしませんでした。もしも第二部でヒースが自分の傷を知ることがあるとすれば、どんな経緯で知ることになるのでしょう?いくつかパターンを考えてみました。
①シノがそっと伝える
一番、安心安全な伝え方ですね。ヒースにとっても、最も心を許している友人に教えてもらうのが良いでしょう。ヒースに泣いてほしくない読者にとってはこのパターンが第一希望かも?
②オーエンがばらす
現状、ヒースの傷について知っているのは、シノ・カイン・オーエン・賢者のみです。カインや賢者は良識のある人なので、無闇にヒースに伝えることはしないでしょう。対してオーエンは人の苦悩している姿が大好物ですから、ヒースに伝えたくてうずうずしています。
しかし、オーエンの弱点となる「不意に幼く優しい人格になる」という大いなる厄災の傷
をシノは知っています。周りにバラされたくなければ、ヒースの傷のことも口外するな、とシノはオーエンに条件を突きつけているのです。
そのため、現状はオーエンが口外することはありませんが、なんというかまあオーエンですから。もしもオーエンの傷がみんなに知られることがあれば、オーエンとしても黙っている理由はありませんから、ヒースの傷について公にすることもあるかもしれません。
イベントストーリーを通して、ちょっとオーエンの性格が丸くなってきたように感じるので、もしかしたらオーエンは口外することは無いのかも?今後の展開に期待。
③ヒースがシノに問い詰める
例えば、ヒースが黒豹化し、シノを傷つけたとしたら。そして意識が戻り、牙や爪で傷つけられた跡があるシノが目の前にいたとしたら。さすがに「何があった!?」となりますね。ましてや獣に傷つけられた跡など、不自然でしかありません。
気になったヒースがシノに問い詰め、仕方なしにシノが白状することも無きにしも非ず。変に話がこじれる前に伝えたほうが無難ですが、一体どうなることやら。
④ヒースクリフが恐怖を克服する
ヒースの傷が発動する条件は、「強い恐怖を感じたとき」ですので、言ってしまえば恐怖心を克服すれば、黒豹になることはありませんから、今後その話題に触れることもしなくてよいのです。
ただ、ヒースは前回の大いなる厄災との戦いで、何人もの仲間が石になる姿を目の当たりにしています。どう考えてもトラウマものでしょう。
第二部で、もし大いなる厄災との戦いが描かれるとしたら、それはヒースにとって、とてつもない恐怖に違いありません。戦いの最中、いつ黒豹に変身してもおかしくないでしょう。
これはヒースが自身の傷について知った後の想像になりますが、変身のトリガーが恐怖心だと知った場合、それを克服しようと奮闘するのではないでしょうか?その中で、ヒースが自分に自信を持てるようになるのかもしれません。「恐怖心の克服」というのが、ひとつヒースのテーマになるかもしれませんね。
中央の国と対立するか
第一部現在、まほやく世界は基本的に平和ですが、度々不穏な発言がみれます。西の国は開戦のきっかけを探してうずうずしており、いつでも戦闘スタンバイ状態。もしも中央の国と西の国が戦争を始めた場合、東の国はどちらの国に味方するか、立場を表明しなければなりません。
ここでビジュアルの話になりますが、中央の国の王子であるアーサーと、東の国の要人であるヒースクリフはお互いに対比になるようなビジュアルになっています。
アーサー:銀髪碧眼
ヒース :金髪碧眼
また、アーサーの相棒的ポジションであるオズと、ヒースの相棒ポジションであるシノの外見も非常に似通っています。このあたりの詳しい考察については下の記事を読んでみて下さい。
【2022/11/19】本記事の内容をわかりやすくまとめた動画をUPしました!お時間のある時に覗いてみてね!https://youtu.be/IZXEnLE0ku4はじめにスマホゲーム「魔法使いの約束」に登場す[…]
つまり、もしも中央の国と東の国が敵対することになった場合、アーサーVSヒースの構図になる可能性があるのです。それを意識して、アーサーとヒースのビジュアルが対比しているのかもしれません。
また、もしアーサーの身に危険があればオズは黙っていないでしょう。たとえヒース相手であろうと力を振るうかもしれません。当然ですがシノもヒースのために戦います。そうすると、オズVSシノという構図になる可能性も。
ここまで綺麗に対立するかはわかりませんが、メインストーリーで世界情勢に触れられている以上、各国の対立は必ず描かれるでしょう。今後の展開から目が離せません。
シノとヒースクリフのすれ違い
みなさん、もしかしたら忘れている人もいるかもしれません。シノとヒースは喧嘩していたんです(笑)。最近のイベントストーリーでふたりが仲良しなため、すっかり忘れている人もいたのでは?
メインストーリーで東の魔法使いたちが自己紹介をしていたとき、ふたりの関係をきかれたシノは「友人じゃない」と言い切り、ヒースが珍しく怒っていました。この「友人じゃない」という言葉が、ふたりの気持ちのすれ違いを現しています。
シノは自分が魔法使いであることを誇りに思っています。魔法使いだからブランシェットの奥様がヒースに紹介してくれ、友人になれた。しかし、ヒースは自分が魔法使いであるため、両親がよく言われないことを気に病んでいます。魔法使いである自分が嫌いで、できることなら人間になりたいと望むほどに。
そのことがシノは納得いっていないのです。魔法使いであることを恥ずかしがられると、それを誇りに思っているシノのことも恥じられているように感じる、と。これではヒースの友人であると、堂々と周りに胸を張れないと感じているのです。
シノはヒースが魔法使いであることを誇れるように、英雄になりたいと願っています。魔法使いが英雄になれば世間の目も変わり、ヒースが魔法使いであることを恥じることもないだろうと考えているんですね。
しかし、ヒースは全くそんなことは望んでいなく、シノが英雄にならなくてもかまわないのです。ヒースは自分に自信がないため、シノが命がけで自分に仕えてくれることにも違和感を感じています。お互いにどこか踏ん切りがついていない関係となっているのです。
このあたりの関係が第二部では進展があるのか。例えば、ヒースが腹をくくり、シノが望むように、魔法使いであっても胸を張って生きる道を選ぶのか。はたまた、シノがありのままのヒースを認め、わだかまりが消えるのか。
できることならお互いがWINWINな結果になるといいですが…まあひと悶着はありそうですね。
さいごに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!いかがでしたか?思ったよりふたりの前には課題が山積みでしたね。
第二部でふたりの関係に進展はあるのか?楽しみにしたいと思います!
それでは、また!
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