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共に生きたかったフィガロとファウストは、再び信頼しあえるのか?元師弟の400年分の想いを辿る!

かつて北の魔法使いとして恐れられていたフィガロ、そしてフィガロの唯一の弟子であり、かつての革命家であったファウスト。ふたりの言葉には尽くせない絡まり合った関係を、時系列順にみていきたいと思います。想いが積もり積もった2周年イベントストーリーは必見だ!

ここからはネタバレが含まれますのでご注意を!

それでは、レッツゴー♪

フィガロの略歴

フィガロは2000年ほど前に北の国に生まれました。住んでいた村は雪崩にのまれ、フィガロひとりが生き残ります。それから幾年も生き、都度人々と関わりを持ってきたのでしょうが、フィガロは魔法使いで長命です。その分多くの別れを経験してきたのでしょう。ひとりだけ生き残ったこと、多くの別れを経験したこと。昔はそれらを寂しく感じていたのかもしれませんね。

かつては海辺にも居を構えていたそうで、その景色が気に入り、フィガロのマナエリアにもなっています。海の真上に満月が浮かび、海原にまっすぐ一筋の月影が浮かぶ。ムーンロードと呼ばれる自然現象をみて、フィガロはまるで天井の世界に繋がっている、輝く青銀の道だと感じました。それを追いかけて、死にかけるまで海を渡ったことがあるのです。

失った故郷や、死に別れた人たち、自分を置き去りにしたあらゆるものが月の世界に住んでいるように見えた。そして、そこに辿り着きたいと願ったのです。

今でこそフィガロも良い大人ですから口には出しませんが、幾人とも別れたことは寂しかったでしょうし、それを「置き去りにされた」とフィガロ自身は感じています。そして、おそらく、もう辛い思いをくりかえしたくないのでしょうか。傷つく前にその手を離してしまうのです。かつてファウストの手を離したように。

今まですぐに手を離してきたから、手をずっと繋いでおく方法がわからない。寂しがりやなので愛し愛されたいけれど、方法がわからない。というのがフィガロの大きなひとつの柱になります。

ファウストの略歴

ファウストは400年ほど前に生まれ、同じ村には親友のアレクという人間がいました。ファウストが生まれた時代は戦乱の時代。アレクと共にファウストは革命軍を起こします。ファウストは世を変えるため、ひいてはアレクのために強くなりたく、フィガロに弟子入りしたのです。

ファウストはフィガロを心から信頼し、尊敬していました。それはフィガロが強く、教え方が上手いからだけではありません。ファウストが永い魔法使いの寿命に悩んでいた時、フィガロが言ったのです。「一緒に生きていこう」と。この言葉もファウストにとってはとても嬉しかったのでしょう。

当然、最後の戦いもフィガロは一緒にいてくれると思っていました。しかし、フィガロは突然ファウスト達の前から姿を消します。

なぜフィガロは自分の元から姿を消したのか。ファウストは今でもその理由がわかりません。おまけに、後から知った話ではありますが、フィガロはいい加減で軽薄な女好きだと知り、フィガロを軽蔑するようになります。きっと自分にも口が上手かっただけなんだろうと。

とは言いつつも、自分のことを一番知っているのはフィガロだろうと感じていますし、不意に「フィガロ様」という言葉が出てしまうくらいの尊敬の念は残っている様子。見捨てやがってこの野郎と思いつつも、何だかんだ尊敬が拭えない、というのがファウストの大きな柱のひとつになります。

フィガロとファウストの時系列

ここからはフィガロとファウストの歩みを時系列に沿ってみていきたいと思います。え、略歴だけでお腹いっぱい?いえいえ、ここから更に沼に突っ込んでいきますよ~。酸素ボンベの準備はいいかー?いいともー!

オズとフィガロの世界征服

およそ400年以上も昔、オズはその強大な力で世界征服を行っていました。逆らうものは力でなぎ倒し、世界の半分ほどが彼の手中にありました。その世界征服をフィガロも手伝っていたのです。

当時フィガロはオズを哀れに思い手を貸していました。半ば遊び半分でやっていた事もあり、この時点で人間と魔法使いの共存などは露ほども望んでいなかったのでしょう。

その後オズが世界征服を中断し、突如支配者がいなくなった世界は、権力争いによる戦乱の時代となったのです。

革命軍時代

革命軍を起こしたのち、ファウストはフィガロの元を訪れます。それは流星群が流れる夜。ファウストはフィガロに伝えます。人間と魔法使いが共に生きる世界をつくるために、世界を変えるために強くなりたいと。

フィガロは今まで弟子をとったことはありませんでした。せっかく自分が教えるのだし、どうせ魔法を教えたところでオズより強くなることはないので、色々と渋っていたのでしょう。

しかし、ファウストの「世界を変えたい」という強く高い志に、フィガロはときめいたのかも。なかなかいませんよね。世界を変えたいなんて言う人。しかもその壮大な目的のために、自分を頼ってくれたことが嬉しかったのでしょう。オズに弟子をとったと嬉々として報告しています。

ファウストは革命軍からいったん離れ、フィガロと共に1年ほど修行をしました。ファウストはフィガロの厳しい修行によくついてきました。そしてフィガロを心から信頼し、尊敬している。フィガロは思います。これが天命なのではないかと。自分はファウストと一緒に生きていき、一緒に世界を変え、一緒に世界を見守っていくのだと。

その気持ちに嘘は無かったのでしょう。ファウストに「一緒に生きていこう」と言います。そしてファウストもその言葉を信じていたのでしょうね。ちなみに、この頃ファウストからみたフィガロは威厳や貫禄があり、誠実だったのだとか。今は酒飲んでミチルに怒られるのが嬉しいおじいちゃん状態なのに…。詳しくは「泡沫の夜」で後述しますが、愛してもらうために、人によってキャラを変える癖があるようです。

話は戻り。1年の修行を終え、ふたりは革命軍に合流します。そこでフィガロは目にします。アレクに絶大な信頼をおくファウストの姿を。ファウストは革命とアレクに夢中だし、きっと死んでもアレクのことを忘れはしないだろうと。

ここでフィガロが感じたのは強い疎外感かもしれません。ファウストは自分を強く想ってくれていたと思ったのに、いざ蓋を開けてみれば自分はお客さんだった。フィガロからしたら自分が捨てられた・置いて行かれたような気持ちだったのです。

フィガロは今まで幾多の別れを経験し、寂しく感じるとともに、もう傷つきたくないと願っています。もしもファウストに「今までありがとう。さようなら。」と言われたら、自分は強く傷つくだろう。そう思い、フィガロは革命軍を離れます。傷つく前に、手を離してしまったのです。

対してファウストは、なぜフィガロが軍を離れたのか理解できませんでした。フィガロを強く信頼し尊敬していたのに。一緒に生きていこと言ってくれたのに。自分は置いて行かれ、見限られてしまった。そうファウストは感じたのです。

この後、革命軍は最後の戦に勝利し、グランヴェル王朝を樹立。しかしアレク王による魔法使い火炙りの刑が執行されます。ファウストはレノックスに助けられ、その後は東の国でひとりひっそりと生きるのです。

ブラッドリーをフィガロと双子が捕える

月日は流れて、今より150年ほど昔。当時大盗賊団のボスとして名をはせていたブラッドリーを、フィガロとスノウ・ホワイトが討伐隊を率いて捕えました。それは人間たちに善良な魔法使いがいることをアピールするためです。

これまでフィガロは人間と魔法使いの共存について興味はなかったでしょう。オズと世界征服を行っていたくらいですから。しかし、自分の寿命を感じ取ってから初めて、アレクが夢見た共存の世界について真剣に考えたといいます。

ブラッドリーを捕えた頃、すでに寿命について察していたかはわかりませんが、わざわざ捕獲に手を貸したということは、アレク達の思いに少しばかりでも共感していたのかもしれませんね。アレクやファウストをきっかけにして、フィガロに人間と魔法使いが共に生きる世界を望む意思が芽生えたのです。

賢者の魔法使いとして再会

革命から400年。フィガロとファウストは賢者の魔法使いとして再会します。ファウストは引きこもっていた間に、フィガロが実はいい加減で軽薄な男だと知ったため、この時点で嫌悪感はMAX。一緒に生きていこうとか上手いこと言いやがって、見捨てやがったな口だけ達者なくそ野郎!くらいには思ってるかも。いや、ここまで口悪くはないと思いますがw

対してフィガロは、あれ、なんか俺すごく嫌われてる?たしかに軍は離れたけど、あのときは軍に勝ち星が見えていたし、火炙りの事件がおきるなんてまさか思ってなかったから不可抗力というか…。それに一緒に生きると思ってたのに、君はアレクアレクしてたじゃない。君は俺のこと捨てたよね?という状態。

お互いがお互いに見限られた・捨てられたと心中で感じてはいますが、魔法舎にきたばかりの頃は、あまり深く言葉は交わせていません。そのためメインストーリー第1部では、フィガロが革命軍を離れた事実などは語られますが、お互いの気持ちはまだ何も理解できていません。イベントストーリーで少しずつ言葉を交わし、理解していくことになります。

哀愁のひまわりのエチュード

第1部のトビカゲリの事件があって少しした後。東の国にあるひまわり畑で、宙に絞首縄が現れるという事件が発生します。その調査のために東と南の魔法使いが現地に向かうというストーリー。

ストーリーの公開時期は、この後紹介するカエルのエチュードより後ですが、物語の時系列的には、このお話が一番はじめになります。ここではファウストとフィガロが1対1でしっかりと話す姿が描かれています。

かつて革命軍の仲間であった魔法使いの亡霊が騒ぎを起こしているかもしれないと知り、この案件はファウストには辛いだろうと、フィガロが自分を頼るように言います。フィガロとしては失った信頼を取り戻したく、もう一度頼って欲しいのでしょう。

しかしファウストはもう信用できるような心境ではありません。結果的にみれば、もしフィガロが革命軍を離れなかったら、ファウストは火炙りの刑にあわなかったかもしれませんから。そういったことも相まって、もうフィガロを信用できないのです。そのため、この時点でフィガロを頼る意思はありません。

そしてもう一つ、このイベストで重要なのが、フィガロが軍を離れた理由を話すシーン。

フィガロは傷つきたくないからファウストの元を離れたと話しますが、ファウストは自分の何がフィガロを傷つけたのかわかりません。心から尊敬していたのに。

しかし、フィガロにはその尊敬だけでは足りなかったのかもしれません。結局ファウストはアレクの方を向いていて、自分はひとりぼっちだと感じたのです。詳しくは「カエルのエチュード」で後述しますが、お互いに相手に求める信頼が違い、意見が食い違っているように見えますね。

泡沫の夜の魔法にかけられて

魔法使いだけが参加できる宴、ワルプギスの夜。伝説の存在だと思っていた宴が本当に開かれていることを知り、ミチルたちはわくわくしながら宴へ行くことにします。しかし、実はフィガロは毎年北の大魔法使いとしてワルプギスの宴に招待されており、当日ミチルたちに正体がばれないかひやひやする、というお話。

このお話の時系列はちょっとよくわからないですが、たぶん賢者の魔法使いたちが各地の依頼を受けるようになってからしばらくしたのでしょうか。どのタイミングで読んでも違和感はないお話です。

ここではフィガロにムルが遠慮なく問いを投げかけます。フィガロは舞台役者みたい。観客に合わせて見事な演技をお披露目するのは楽しい?と。直訳すると、なぜ相手によってキャラを変えるの?という事でしょうか。

先にも触れましたが、革命軍時代にファウストと過ごしていた時は、威厳や貫禄があり誠実な人物だったそう。しかし、オズの前では嬉々として弟子自慢をしていたそうですから、相手によって態度を変えていたのでしょう。そして今、ミチルたちには優しくちょっと気の抜けた南の魔法使いとして接しています。

これはかなり先、2周年イベントストーリーで語られるエピソードですが、フィガロいわく、昔はファウストに尊敬されたくて格好つけていた。今は威厳があっても猫の方が可愛がって貰えるのでそうしている。とのこと。

つまり相手に合わせて、ひいては相手により愛してもらえるように合わせてキャラを変えているという事でしょうか。ただ、別に無理をしているわけではないそう。ムルとの会話でも北の自分も、南の自分も全て本当だと話しています。

そしてもう一つムルがした大切な質問。なぜミチルたちに自分の過去を隠すような嘘をつくの?フィガロは嘘が好きなの?それとも自分のことが嫌いなの?…なかなかぶっこんだ質問をしますねこの哲学者。

これに対してフィガロはこう答えます。俺は俺が好きだけれど、俺をやり続けてるとたまに疲れる。俺に困ったり叱ったりしてくれる、気を抜いたやりとりができる場所が欲しくなると。

これをムルは「そういうことにしたいんだね!」と一蹴しています。ムルとしてはフィガロが本音を語ったとは感じていないのでしょう。今のところ、これに対する本音は作中で語られていないかと思います。2周年イベントストーリーでは「遊びだ」などとひやかすように言っていましたが。

これは私の想像になってしまうのですが、フィガロの柱のひとつに「愛してほしい」という願いがあると思います。それに沿って考えてみると、北の魔法使いであるフィガロでは愛してもらえないと、彼自身が感じているのではないでしょうか。

ファウストの時も無意識にそれを予感していたから、威厳のある誠実な師匠として接した。そしてミチルに対しても、北の自分では愛してもらえないだろうから、嘘をついている。

ある意味ムルの指摘したように「フィガロは自分が嫌いで、嘘の自分が好き」なのかもしれません。じきにフィガロの心中も語られると思いますので、それを楽しみにしましょう。

雨宿りのカエルのエチュード

カエルのクローロスと、魔法使いのコリンをめぐるイベントストーリー、カエルのエチュード。このストーリーにファウストは登場しませんが、フィガロの人物像がとても深掘りされています。

まずレノックスからみたフィガロの人物像ですが、手を離されそうになる前に離してしまう。アレクに夢中なファウストをみて興が覚めた、といったそう。フィガロに腹が立ったものの、それは不器用な冗談だったのかもしれないし、本音の欠片かもしれない。と感じたのだとか。

この手を離してしまうというのは、ひまわりのエチュードでフィガロ自身が語っていたように、傷つくことを恐れた防衛反応なのでしょう。「興が覚めた」という不躾な物言いは、緊張するとひやかした物言いをしてしまう悪癖なのでしょう。アレクに夢中なファウストをみて疎外感を感じたことは事実でしょうが、「興が覚めた」という表現は素直に本音を言えないが故の悪いひやかし方なのかもしれません。これは後ほど2周年イベントストーリーで後述しますね。

そしてスノウ・ホワイトからみたフィガロの人物像は、寂しがり屋で優しいけど、分別が早いが故、情が芽生えても己の心を信用できない。どの時代どの場所でも愛され頼られてきたから、愛の価値がわからない贅沢な愚か者。とのこと。…なかなかぶっこんだこと言いますねこの双子。

分別が早いというのは幾多の別れを経験した事も由来のひとつではありますが、元々の性分なところもあるのでしょう。この性分も相まって、傷つく前に手を離してしまうようになったのでしょうね。

その手を離す根本的な原因については、スノウの「愛の価値がわからなくなった贅沢に慣れた愚か者」という言葉がぐさりと刺さっているように感じます。まさにファウストの手を離した理由そのもの。

フィガロはファウストがアレクに夢中で、疎外感を感じたために離れたと語っています。対してファウストは、フィガロを心から尊敬していたと語っています。おそらくですが、第三者からみてもファウストはフィガロに強い信頼を寄せていたように見えたでしょう。それは「愛」に足る想いだったのではないでしょうか。

しかし、フィガロは多くの人々に愛されてきたため、愛の価値がわからなくなってしまった。ファウストが寄せた信頼に対して、それが充分な愛だと気づけなかった。そのため「自分は愛されていない」とある意味勘違いし、手を離してしまったのではないでしょうか。

つまり今のフィガロにとって、愛の定義がエベレスト並みに高いのでしょう。もう「俺だけを見て!!!」みたいな感じ???うーん、高いというか、迷路みたいになっているというか…上手い表現が見つかりませんが、人と「愛」の定義が少し違うのは確かなようです。

メインストーリー1.5部

人形遣いのオヴィシウスを発端として、グランヴェル城の各地で魔獣たちと戦いを繰り広げる1.5部。ここではふたりが師弟だった頃の姿が想像できるエピソードが描かれています。

まず、リヴァイアサンを封じる魔術に必要な材料を揃えるために、フィガロは賢者にこう言います。俺の弟子に伝えてくれたら、なにが足りないかわかるはずだ、と。かつて手を離したものの、フィガロは今でもファウストを弟子だと思っているんですね。この言葉がファウストに届いていないのが惜しい…!

そして材料の受け渡し時に対面するファウストとフィガロ。ファウストはフィガロにシノとヒースクリフを頼みます。緊急時だからというのもありますが、ファウストが素直にフィガロを頼る珍しいシーンですね。メインストーリー第1部の再会当初では、おそらくこんなに素直に頼ることは出来なかったでしょう。魔法舎で共に過ごした日々が、関係を少し和らげたように感じます。

フィガロはずっとファウストに頼られたがっていましたから、こんな時でなければめちゃくちゃ喜んだでしょうね。その代わりこう言葉を渡します。「きみも気負いすぎず頑張りなさい」と。ファウストが話していた、昔の「威厳や貫禄があり誠実なフィガロ」の姿が垣間見えたように感じますね。

もしかしたら、師弟時代にはこうしてファウストが頼り、フィガロが誠実に応えていたのかもしれない。その姿を彷彿とさせるエピソードでした。

2周年イベントストーリー

ボルタ島に招待された魔法使いたちは、そこでゆっくりとバカンスを過ごす予定でした。しかしそこでオズとミスラの大喧嘩が勃発。喧嘩に巻き込まれる者、首を突っ込むもの、流星群に思いを馳せるもの…各々の深い心中が語られるイベントストーリーです。

ここで注目したいエピソードが、まずはフィガロとレノックスのやり取りについて。レノックスがファウストの脚に火傷が残っているか見たことがあるかきくと、「あるよ」と嘘を言います。嘘というか、ひやかしというか…。

みなさんもお気づきだと思いますが、フィガロはここぞという時に余計な一言を添えてしまう癖があります。本音を言うのが恥ずかしいのか…ちょっとこの癖の心中がまだ理解できていないのですが、とりあえず条件反射レベルでひやかしが口に出ているのはわかりますね。

逆に言えば、このひやかしが出たときにはフィガロの本音が垣間見えるのかもしれません。

もう一つ注目したいエピソードが、ファウストがフィガロと海岸で会話するシーン。ファウストに呼び止められたフィガロは、もう大喜び。いままで冷たくあしらわれていたので、反動がきたんですかね…w

フィガロのひとつの柱として、ファウストの信頼を取り戻したいという想いがあります。これはひまわりのエチュードから語られていた、強く太く長い柱ですね。ファウストに「自分はまだ伸び白があるか」ときかれたフィガロ。弟子が師匠にでないときけない質問ですね。まだそういった質問をしてくれることに、そしてまた頼ってくれたことにフィガロは嬉しさを覚えます。

対してファウストは何故フィガロにこんな質問をしたかというと、シノやヒースクリフを守るために強くなりたいと願っているから。今までの任務でふたりが何度も怪我をしているのを、先生として気にしているんですね。シノもヒースクリフもファウストを信用しており、それに応えたいと願っているのです。

過去、ファウストは強くなりたいと願ったことがありました。そう、革命軍時代にアレクのために強くなりたいと、フィガロに師事を乞った時です。ファウスト×レノックスの考察で深くは触れていますが、信用に応えたいという想いが、ファウストの大きな柱のひとつです。そしてまた、生徒の信用に応えたいと願うファウスト。今はフィガロに伸び白をきいただけですが、本当に強さを求めたとき、またフィガロに師事を乞う事もあるのかもしれません。ファウストより強い存在は限られてきますからね。

しかし、過去同じようなシチュエーションでふたりは手を離してしまいました。その時の原因は、おそらくですがファウストがアレクに強く信頼を置いていたことを理解しきれていない状態で1年も師弟としてくらし、フィガロがファウストに対し独占にも近い想いを強くしてしまったこと。

ファウストはアレクのために強くなりたいとフィガロの門を叩きましたが、よくみるとその気持ちを表明したのは門を叩く前。当然フィガロはそれを知りません。

そしてフィガロが語るファウストの強くなりたい理由は、世界を変えるため。おそらく、主だった理由は革命のためだと聞いていたのでしょう。それに惹かれてフィガロはファウストを弟子にしたのですから。

話題にのぼったこともあるとは思いますが、ファウストもわざわざ「親友のために強くなりたい」と口にはしなかったのかもしれません。ここで盛大な想いの行き違いが起きたのかもしれませんね。

フィガロはファウストが世界を変えるために強くなりたいと自分を頼ってきたことが嬉しく、彼に自分の知る全てを残そうとした。それが天命だと思った。一緒に世界を変えて、一緒に世界を見守っていく。自分はファウストと一緒に生きていくのだと。

対してファウストはアレクの信用に応えるべく、強くなりたいとフィガロに師事を乞った。アレクは自分が魔法使いだと知っても差別せず、共にいてくれた唯一無二の親友。彼のためならば命を惜しまないほど信用していたことでしょう。火炙りにあうまで、信じていたのですから。

そしてフィガロ様の事も心から信用し、尊敬している。自分と一緒に生きていこうとまで言ってくれた。きっとフィガロ様はこの先も共に戦い、自分と共にいてくれるだろう。そう、自分はアレクとフィガロ様と共に生きるのだ。

この行き違いがふたりの道を違え、手が離れてしまったのです。

では今回はどうでしょう?ファウストはシノとヒースクリフのために強くなりたいと明言しています。まだフィガロに教えを乞ったわけではありませんが、もしもそれをファウストが願ったとしたら。

自分を見ていないファウストの想いに、フィガロは応えることができるのか。また自分の元を去ってしまうのではないかと不安になりながら、ファウストはフィガロから教えて貰うことができるのか。そもそも、もう一度師弟のような関係にならないかもしれません。もしかしたら第2部以降でこのあたりのエピソードが語られるのかもしれませんね。

最後に重要なキーワード。お互いがお互いに見限られた・捨てられたと感じている問題。フィガロが「自分は捨てられた」と感じていることはひまわりのエチュードからずっと語られていますが、逆にファウストの心中をフィガロに直接話したことはありませんでした。2周年イベントストーリーで、ようやくファウストの想いをフィガロに伝えたのです。

ファウストは想いを吐露します。「どうして僕を置いて行ったんだ。僕は何故、見限られた。」

この後ファウストは「おこがましいことを聞いた。身の程をわきまえず甘えて悪かった。」と話しています。ファウストがいかにフィガロを敬っているかがわかりますね。

もし神様が存在したとして。敬愛する神があなたの元から去ったとしたら、あなたはどう思いますか?自分が神を捨てたと思いますか?いいえ、おそらくこう思うでしょう。神が自分を見限られたのだ、と。

そしてあなたは敬愛する神にきけますか?なぜ私を置いていかれたのか。なぜ私を見限られたのか。畏れ多くも、そんなことをきくのはおこがましい。身の程をわきまえなければ。そう思う人もいるでしょう。

ファウストからすればフィガロはかつて伝説上の魔法使いだったし、強い信用と尊敬を抱いていた雲の上の人。フィガロ様は自分が彼を捨てたと言うがそんなことはありえない。きっとフィガロ様が自分を見限られたのだ。

その想いをフィガロは初めて知りました。ずっと自分が捨てられてと思っていたが、それは相手も同じだった。こうも感じているかもしれません。ずっと置いて行かれたと思っていたが、実は置いて行ったのは自分なのではないか?

お互いがお互いに見限られた・捨てられたと感じていることをようやく理解した。語弊を恐れずに言えば、今までフィガロは被害者意識に酔い、ファウストとまともに向き合おうとはしてこなかったのではないでしょうか。君に傷つけられたくないから手を離したと自分を語るばかり。しかし、事実はそれと少し違った。

あの時手を離したのは本当に正しかったのか。ファウストは本当に自分を見ていなかったのか。ファウストは自分をどう想っているのか。フィガロが本当にファウストを知るスタートラインに、ようやく立ったのかもしれません。

そしてファウストも、メインストーリー当初は毛嫌いしていたフィガロを知ろうと、僅かですが1歩踏み出した質問をしました。あれほど頼りたくないと言っていた元師匠に自分の伸び白をきくなど、頼る姿も描かれています。

ファウストはひまわりのエチュードで先生という役目を引き受けてから、かなり人が変わったと感じます。成長していると言ってもいいかもしれません。元来の信用に応えたいという気質が、かつて革命に燃えていた彼を呼び覚ましているのかも。

今のファウストなら、フィガロの本音を受け止めることができるのかもしれません。第2部以降の展開が楽しみですね!

フィガロとファウストの想い

では、まとめとして2周年イベントストーリーまでのフィガロとファウストの想いをそれぞれ確認してみましょう!

フィガロが離れる前まで

  • 世界を変えるために強くなりたいというファウストを気に入った。ファウストと一緒に生きていく。
  • アレクのために強くなりたい。アレクとフィガロ様と生きていく。

フィガロが離れた時~魔法舎で再会するまで

  • ファウストはアレクを死んでも忘れない。ファウストに捨てられた。傷つく前に手を離そう。
  • なぜフィガロ様が離れたのかわからない。フィガロ様に見限られた。

  • アレクの願いをよく考えてみた。人間と魔法使いの共存もいいかもしれない。
  • フィガロが軽薄な人だと知った。自分にも口が上手かっただけなのだろう。

魔法舎で再開後~1.5部

  • もう一度信頼されたい。
  • もう二度と信頼するものか。

  • 君が俺を捨てたんじゃないか。
  • 僕の何があなたを傷つけたというんだ。

2周年イベントストーリー

  • 生徒のために強くなりたい。
  • また頼ってくれて嬉しい。

  • あなたは、なぜ僕を置いて行ったんだ。
  • ファウストに捨てられてとばかり思っていた。あの子もそう感じていたのか。

こうしてみると、見事なまでに食い違いまくってますね。こんなに反比例することある???ちなみに、ファウストがもう一度フィガロの弟子になるかアンケートをとりました。5/2の午前中までとっているので、よければあなたも回答してみて下さいね。

さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございました!今回もくそ長かったですねーお付き合いいただき、本当にありがとうございます!

自分で書いていてなんですが、2周年イベントストーリーあたりを書いてる最中になぜか泣けてきまして…とくに「一緒に生きる」の話のあたり。こんなに強い想いが行き違うって…ほんとこのふたりには幸せになって欲しいですね。ポッシデオ。

あくまで個人の考察なので、ここに書いてあることが全て正しいわけではないのであしからず。ぜひまほやくストーリーをじっくり読んでみて、ご自身のイメージを膨らませてみて下さいね。

それでは、また!

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