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謎の魔法使いノーヴァの正体を探る!第一部までの伏線総まとめ&じっくり考察!

メインストーリーが第2部を迎え、ますます盛り上がりをみせるまほやくワールド。今回はストーリーのキーキャラクターとなるノーヴァの正体について、じっくり考察していきたいと思います。

ここからはメインストーリーだけではなく、あらゆるストーリーのネタバレが含まれますのでご注意を!

また、これを書いている現状(第2部4章)ではノーヴァの正体はハッキリとはわかっていません。できるだけ確証をもって論理的に考察していきますが、あくまで推測であることをご了承くださいね。

それではレッツゴー♪

更新記録

2021/05/09 初版執筆

2022/06/10 第2部4章までの内容をふまえて全体的にリライトしました。

メインストーリー第1部 ノーヴァの行動

まずはノーヴァの行動を辿っていき、彼の目的を探っていきましょう。ノーヴァが登場したのは現時点ではメインストーリー第1部のみ。1.5部「きみに花を、空に魔法を」で彼らしき存在を匂わせていますが、はっきりと登場したのはメインストーリーのみです。

今回は第1部での彼の行動を追っていくとしましょう。

ニコラスに月の召喚術を行わせる

毎年まほやく世界に近づいてくる月、もとい<大いなる厄災>。今年は例年より月が近づき、より酷い被害を世界中にもたらしました。その原因となったのが、世界各地で行われた月の召喚術です。この術により例年より近く月が襲来したのです。

その召喚術を執り行ったひとりが、中央の騎士ニコラスでした。ニコラスはかねてから魔法使いになりたいと願っていました。そこにある人が現れ、こう言います。「魔法使い達は隠しているが、月が落ちればみんな魔法使いになれる。月は押し返さず、受け入れたほうが良い。」

その甘言のまま、ニコラスは月の召喚術を行ってしまいます。しかしニコラスが魔法使いではなくただの人間であった事、また、供物に生きた人間ではなく人骨を使ったため召喚術は失敗しました。

召喚術は失敗しましたが、代わりに「死せる都の祝祭」という死者を蘇らせる召喚術へと変容したのです。その兆しとして現れたのが、トビカゲリという巨大な影なのです。

ニコラスの月の召喚術は失敗しましたが、術は世界各地で行われたため、月は例年より近づいたのでしょう。いったい誰がニコラスをそそのかしたのか。ニコラスから事の経緯を聞いていたオーエンはその名を口にします。「ノーヴァ」と。

中央の国の少年に月の石を持たせる

しばらくして夜が来ると、中央の都には蘇った死者が溢れていました。ルチル達は死者から逃げている最中に、苦しむ痩せた男の子を助けます。男の子は苦しみに唸りながらも、大事そうにお腹を抱えています。服をめくると、お腹が卵を飲み込んだ蛙のように膨らんでいました。これはノーヴァが男の子の身体に隠した月の石でした。

月の石はニコラスが月の召喚術の媒介に使用したため、この変容した「死せる都の祝祭」のキーアイテムとなります。月の石を浄化すれば、この術も解け、死者が蘇ることはなくなります。誰かに浄化されることを避けるため、ノーヴァは男の子のお腹に月の石を隠したのです。

ルチル達の前に現れたミスラに化けたノーヴァは、男の子の腹を裂いて月の石を取り出そうとします。月の石に狂わされて正気を失っている男の子では、もう月の石の守役は果たせないと判断したのでしょうか。

そうはさせまいと男の子を庇って空を箒で駆けるルチル。そして、ルチルを助けに来た本物のミスラ。月の光の下で、ノーヴァVSミスラの戦いが始まります。

ミスラ達と交戦する

ミスラはノーヴァと交戦しますが、どうやらノーヴァに押されている様子。ミスラは世界で2番目に強い魔法使い。ミスラより強い魔法使いはオズ以外にいません。しかし、ミスラは「ノーヴァ」という名前を知らず、他の魔法使いもノーヴァの名前に聞き覚えはありません。力のある魔法使いならば、その名前を知られていてもおかしくないのに。

ミスラはブラッドリー、ネロ、オーエンと協力し、ノーヴァを空間転移術で、はるか遠く火山のマグマだまりに追いやることに成功しました。別れ際、ノーヴァは「いずれ、また出会うだろう、何故なら、私は…」と、不穏な言葉を残します。が、最後まで聞く前に、ミスラが空間の扉を閉めてしまったので、結局正体はわかりませんでした。ミスラちゃんー!!

ノーヴァのメインストーリー第1部での目的

月を落とし世界を1つにする?

ここからはノーヴァがメインストーリー第1部でとった行動から、彼の目的について考察してみましょう。まずは月の召喚術について。ノーヴァはニコラスを利用し、月の召喚術を執り行いました。

しかし、ニコラスは召喚術に失敗し、代わりに「死せる都の祝祭」へと変容しました。結果的に別の術へと変わりましたが、当初の目的は月を召喚することでしょう。では、月を召喚するとどうなるのか。それは世界が滅びる、と通説ではいわれています。

通説通りなのであれば、現時点ではノーヴァの目的は世界を滅ぼす事となります。しかし、この「世界が滅びる」という通説が本当に正しいのか。月が落ちたことがないので、それは誰にもわかりません。

この「月が落ちたらどうなるのか?」のヒントになりそうなのが、2周年イベントストーリー「紡いだ記憶は魔法のように」の冒頭で描かれたムルの言葉です。

「生命とは秩序に反している。正確には無秩序という世界の秩序に、秩序を保とうとしている。なぜならきっと記憶があるから。この世界を変えるために星々の記憶の雨が降り注ぐ。いらっしゃい。おかえり。俺たちはひとつだったね。

ざっくりと言葉を読み取ると、もとは賢者たちのいる世界と、空に浮かぶ星々はひとつの存在であり、世界を変えようと星々が降り注いでいる、という意味合いでしょう。そういえば、空にはとても大きな星が浮かんでいますね。そう、<大いなる厄災>です。

もしかしたら<大いなる厄災>は世界とひとつになろうとして、毎年襲来してくるのかもしれませんね。このムルの言葉は過去にじっくりと考察しているので、お時間があればそちらも読んでみて下さいね。

精霊×大いなる厄災

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さて、ここまでの話をまとめると、月の召喚に関するノーヴァの目的はこんなところでしょうか。

  • 月を落として世界を滅ぼそうとしている。もしくは世界をひとつに戻そうとしている?

ちなみに、ノーヴァはニコラスに「月が落ちればみんな魔法使いになれる」と話していましたが、あくまでニコラスが魔法使いになりたがっているのを知っていての甘言ではないでしょうか。

このあと考察する1.5部メインストーリーでも、ノーヴァは全く嘘の甘言を用いて魔法使いを誘導しています。嘘を用いて人を誘導する手口が共通しているので、今回のニコラスに対する甘言も嘘だと考えるのが自然ですね。

「死せる都の祝祭」を利用して中央の都を滅ぼそうとした?

ノーヴァはニコラスを利用し、月の召喚術を執り行いました。しかし、ニコラスは召喚術に失敗し、代わりに「死せる都の祝祭」へと変容しました。ノーヴァの目的が月の召喚のみなのであれば、この祝祭は放っておいたでしょう。

しかし、ノーヴァはわざわざ月の石を隠し、変容した術を継続させようとしています。つまり死者を蘇らせようとしていたのです。死者が蘇れば中央の都は死の都となります。もしかしたらそのまま中央の都が滅べばいいと目論んでいたのかも。

このあたりの行動は、月を落として世界を滅ぼそうとした行動とマッチしているように感じますね。世界をひとつにする目的もあるのかもしれませんが、当座として人々や世界を滅ぼすという目的も持っていそうですね。

  • 月を落として世界を滅ぼそうとしている。もしくは世界をひとつに戻そうとしている?
  • 中央の都を滅ぼそうとしている?

魔法舎に火を放ち、人間と魔法使いを争わせようとしている?

これはノーヴァが行ったかどうかはわからないのですが、一応取り上げておきますね。大いなる厄災との戦いの翌日、アーサーの叔父・ヴィンセントに指示され、ドラモンドが兵を率いて魔法舎へとやってきます。そこで誰が放ったのかわかりませんが火災が発生したのです。

結局犯人はわからずじまい。この場面でシャイロックが「人と魔法使いの争いが起きかねない」と述べているとおり、一歩間違えれば大きな争いの火種になりかねない緊迫した状態でした。争いを激化させるために火を放ったのであれば、目的は人と魔法使いの対立、そしてゆくゆくは世界レベルの争いを目論んでいたのかもしれません。

この魔法舎での事件と同じように、人間と魔法使いを争わせようと目論まれた事件が、過去にいくつか起きています。ひとつがグランヴェル王朝初代国王アレクによる魔法使いの処刑です。

詳しくは下の記事を読んでいただきたいのですが、もしも人間が魔法使いを火炙りにした事件が世界に知れ渡った場合、人間と魔法使いの溝はさらに深くなります。下手したら人間と魔法使いの争いに発展するかもしれません。

それを目論んでノーヴァがアレクをあやつり、もしくはアレクに成り代わり、事件を起こしたのかもしれませんね。ノーヴァはミスラに変身していたこともあり、他人に成り代わるのが得意なのかもしれません。

ファウスト×レノックス

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また、第2部で語られた東の国で起きた惨殺事件についても、同じような目的があったのかもしれません。結果的に魔法使いが人間を殺したという話が広まり、ブラッドリー率いる盗賊団を捉える討伐隊が結成されたのです。盗賊団は魔法使いで結成されていたようですから、まさに人間VS魔法使いの構図となりますね。

東の国を襲撃した魔法使いは全部で6人。後ほどこれにも触れますが、この6人の内のひとりがノーヴァではないかと個人的には考えています。

  • 月を落として世界を滅ぼそうとしている。もしくは世界をひとつに戻そうとしている?
  • 中央の都を滅ぼそうとしている?
  • 人間と魔法使いを争わせようとしている?

メインストーリー第1.5部 ノーヴァの行動

1.5部にノーヴァは登場していませんが、オヴィシウスという魔法使いをそそのかして策略を巡らせていました。オヴィシウスの行動は簡単に振り返るとこんな感じです。

オヴィシウスが親しくしていた女性ターリアが、呪いによりいばらの城となってしまった。呪いを解くには、三体の魔獣を集わせて、次元を彷徨う幻の城を召喚する必要がある。そのため、5人の娘を贄とする約束を魔獣と交わし、従えた…というのが計画の全貌です。

しかし、城を召喚しても、魔獣を従えても、ターリアの呪いは解けません。なぜなら、そもそもターリアは呪われてなどおらず、自らの望みでいばらの城となったからです。そうとは知らず、オヴィシウスは計画を実行しました。

オヴィシウスはオズやスノウ・ホワイトといった力を持った魔法使い達の存在を不安に思いながらも、「あの方」から五カ国和平会議期間中に実行するよう強要されたことを賢者達にもらしています。この「あの方」がおそらくノーヴァなのでしょう。つまりノーヴァは、あえてこの時期に計画を実行させた事になります。では、彼はなぜそんなことをしたのか。

ノーヴァのメインストーリー第1.5部での目的

今回の騒動は「五カ国和平会議期間中」に行われたのがポイントです。中央の国で他国の要人に万が一のことがあれば責任問題に発展する。そうすれば世界規模の争いになりかねない。ノーヴァは争いを起こさせるため、今回の騒動を起こしたのかもしれません。けれど、なぜ争いを起こそうとしたのかは結局わからず終い。目的の核心は見えないまま物語は幕を閉じます。

  • 月を落として世界を滅ぼそうとしている。もしくは世界をひとつに戻そうとしている?
  • 中央の都を滅ぼそうとしている?
  • 人間と魔法使いを争わせようとしている?
  • 世界に争いを起こそうとしている?

現時点で描かれているノーヴァの行動はこんな感じです。こうして振り返ってみると、とにかく世界に争いを起こしたがっているやべーやつという印象が強いですね。ただ、争いが大好きな享楽主義者かというと、ノーヴァは思慮深そうな印象も受けるので、いまいちピンとこないですね。

世界で争いを起こしたら結果どうなるのか。月を落としたら結果どうなるのか。目に見えている目的の「その先」がわかったとき、ノーヴァの目的もハッキリしそうですね。以上、ここまでがノーヴァの目的の考察でした。

目的についてより深く考察している記事もあるので、そちらも参考にしてみて下さいね。

伏線まとめ

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ノーヴァの正体

ここからはノーヴァとは一体何者なのか?その正体に迫っていきたいと思います!メインストーリーにヒントが隠されているので、ひとつずつ考察していきましょう。

誰も彼の存在を知らないのは最近誕生したから?

ミスラをはじめ、どの魔法使いも「ノーヴァ」という名前の魔法使いを知りません。ミスラを凌ぐほどの力を持っているにも関わらず、です。この世界では、力のある魔法使いは自然と名が知れ渡るので、誰も彼を知らないのはとても不自然です。ましてや、フィガロいわく強い魔法使いは「イキリ時代のオズがあらかた片づけた」そうなので、ますます不自然です。

では、なぜ誰も名前を知らないのか。可能性は2つあります。ひとつは人里離れた場所でひっそりと暮らしていたため。もうひとつは、最近誕生したため。

前者も考えられますが、メタ的に考えるとそれはちょっと面白くありません。ので、私は後者の仮説で考えてみます。誰にも知られていないということは、存在して間もないため、名前が知れ渡る前という可能性です。

新星Nova

ここからはメタ的な視点もふまえて考察してみますね。ノーヴァという名前について調べてみると、「nova」という単語が浮かび上がります。「nova」は英語では「新星」を意味します。「新星」とは、恒星の表面に強い爆発が起こり、それまでの光度の数100倍から数100万倍も増光する現象のこと。

恒星とは、自ら光を発している星、つまり太陽や星々のことを指します。月は自ら輝けないので恒星ではなく衛星です。しかし、メインストーリーで男の子が持っていた月の石が「ぴかぴか」と表現されているあたり、もしかしたらまほやく世界の月は自ら輝く恒星なのかもしれませんね。

ここまでの話から推測してみると、ノーヴァは最近、月から分離(?)して生まれた強い力をもつ魔法使い的な何か、ということになります。ざっくりしすぎてアレですが笑。

ちなみに、「魔法使い的な何か」と称したのは、ノーヴァがそもそも魔法使いかどうか怪しいからです。彼は攻撃をするときに呪文を発していません。彼は人の形をしていますが、実は全く別の存在かもしれませんね。

  • ノーヴァは最近誕生した魔法使いのような存在?

ミスラよりも強いのは、大いなる厄災だから?

ミスラはオズに次ぐ力の持ち主。通常であれば彼が力負けすることなど考えられません。では、なぜノーヴァはミスラより強い力を持っているのか。それを考察するには、ミスラより強い力を持つ存在について考えてみましょう。

ひとりは、言わずとも知れたオズです。そしてもうひとつ、ミスラがかつて歯がたったなかった存在があります。それが、大いなる厄災、つまり月です。前回の大いなる厄災では、ミスラを始めとした魔法使いたちが全く歯が立たず敗れています。

ミスラより強い存在で絞ると、おのずとこの2つに絞られます。先ほどの「月から分離した存在」という説もふまえてみると、「大いなる厄災の力を持っているため、ミスラより強い」という理論が成り立ちます。

また、ノーヴァは去り際に「いずれ、また出会うだろう、何故なら、私は…」という台詞を残しています。まるで、魔法使いたちとまた会うアポイントをとっているような言いぐさです。けれど、ひとつ、既にアポをとっている存在がいます。そう、大いなる厄災です。

年に一度、大いなる厄災は賢者の魔法使い達と戦うことが宿命づけられています。魔法使い達がいくらあがこうと、大いなる厄災…月との対面は必ず行われます。もしも、ノーヴァの残した台詞がこう続くのであれば。「いずれ、また出会うだろう、何故なら、私は…月そのものだから。」

オズの傷を知っているのは、大いなる厄災だから?

1.5部に登場するオヴィシウスは、オズが夜明けまで魔法を使えないことを知っていました。ファウストの台詞から、魔法使いの弱点となる情報は秘匿されているはずのようです。なぜ知っているか問われると、「俺の計画の支援者から聞いた」とオヴィシウスは話します。この支援者はノーヴァを指していると思われますので、彼はオズの傷を知っていたことになります。

では、なぜオズの傷について知っていたか。可能性のひとつは、メインストーリー終盤、トビカゲリとの戦いでオズがなかなか魔法を使わない姿を見て推察した事。ただ、ノーヴァがオズを気にしている描写などは一切なかったため、あまりこの説は有力ではないでしょう。むしろ、オズが夜は魔法を使えないことを知っていて、強気に行動できたと考えるほうが自然です。

もうひとつの可能性は、傷をつけた本人だから。傷について公表していないのなら、後は傷について知るのは賢者の魔法使い達か、もしくは傷をつけた本人です。つまり、大いなる厄災そのもの。

もしもノーヴァが月から分離した存在なのであれば、月の記憶(?)も引き継ぐことができるのでしょうか。はっきりとはわかりませんが、傷をつけた側の人間である可能性もありそうですね。

  • ノーヴァは最近誕生した魔法使いのような存在?
  • 大いなる厄災とほぼ同じ存在?

ノーヴァのカラーリングは月を意識している?

まほやく世界では各国ごとにテーマカラーが存在し、賢者の魔法使い達のヴィジュアルにも反映されていますね。ここではちょっと視点を変えて、ノーヴァのカラーリングから正体を探ってみます。

真っ白なロングコートに、青紫の差し色が入ったカラーリング。瞳は紫で、首元には青の宝石。どうやら紫と青がキーカラーとなっているようです。以前、「オズの魔法使い」からまほやく世界の根幹のルールについて考察したとき、魔法使い達の式典の服について触れました。その記事が以下になります。

世界×オズの魔法使い

はじめにスマホゲーム「魔法使いの約束」に登場するキャラクターは、文学作品からモチーフを得て、キャラクターの性格やエピソードが形作られています。中でも、まほやく世界で最強の魔法使いと名高いオズのモチーフとなった「オズの魔法使い」は、オズ[…]

詳細はこの記事をよんでいただきたいのですが、要約すると色には意味があり、白は魔法使いの色。白×地方のイメージカラーの衣服を着用することによって、人間の味方であるという意味を持つという事です。

ただし、どう考えてもノーヴァは今のところ人間や賢者の魔法使い達の敵ですので、一旦人間の味方うんぬんという意味合いは飛ばします。今回注目してほしいのは、地方のイメージカラーということです。

ノーヴァの服の差し色は青紫。これは東と北の国のイメージカラーをあわせた色です。じゃあノーヴァは東と北の魔法使いなのか?と思いますが、おそらく違うでしょう。今回は国の魔法使いとは別視点で考えてみます。

月はどの方角から昇るか、パッと言えますか?私は調べるまで言えませんでした笑。月は東から昇り、西へと沈みます。しかし、じつは季節によって東から少しずれて月は昇るのです。

満月の場合、冬至(12/22頃)あたりになると、東より少し北側、東北東あたりから月が昇ります。そして、冬至は昼がもっとも短く、夜が最も長い日。月が長く輝く日でもあるのです。

まほやくの季節感がいまいちわからず、むしろ四季があるのかすら作中で言及されていないのでわからないのですが、もしも大いなる厄災と戦うのが冬至あたりなのであれば、ノーヴァのカラーリングは、月の輝く時間が最も長い夜を指した東北東をイメージしているのかもしれません。もしかしたらカラーリングも大いなる厄災との関係を示唆しているのかもしれませんね。

ノーヴァは月の精霊の王?

では、ここまでの情報を振り返ってみると、ノーヴァはこんな存在であると予想できます。いやまあ合っているかはわかりませんけど。

  • ノーヴァは最近誕生した魔法使いのような存在?
  • 大いなる厄災とほぼ同じ存在?

ここまでくると結局ノーヴァとは何者なのか?と疑問が浮かびますね。大いなる厄災とほぼ同じ存在である、魔法使い的な何か。ここからは飛躍した予測になるので、なんとなくで読んでみて下さいな。

ズバリ、ノーヴァの正体は「月の精霊の王」ではないでしょうか。

大いなる厄災について、第2部冒頭でフィガロが非常に重要な発言をしていました。「<大いなる厄災>は精霊を使役できる。もしくは<大いなる厄災>が精霊に等しい存在なんじゃないかな。」

精霊とはざっくり言うと魔法使いに従って超常現象を起こしてくれる存在です。魔法使いは精霊がいるから魔法が使えるのです。精霊の群れには王が誕生します。王は無数に存在し、場の強い土地には必ず存在します。場の秩序が乱れた場合、そこは異様に醜いか、異様に美しくなるといいます。

場の秩序が乱されない限り王は何もしませんが、場の秩序が乱れ混沌と化している場合は、月蝕の館でムルが混沌にのみ込まれそうになったように、精霊の王は周りに危害を加えることもある様子。

つまり、異様に美しい月は秩序が乱れており、精霊の王がまほやく世界に牙をむいている状態なのではないか、というのが私の仮説です。

そして精霊は普段目に見えない状態ですが、動物や人間の姿をかたどる事もあるそうです。精霊は魔法が使えますし、もしかしたら呪文も必要ないかもしれません。であれば、おそらく呪文を使用せずに魔法を使っていたノーヴァは、精霊が人の形をした状態、ということもありえるかもしれませんね。

大いなる厄災≒精霊であるとフィガロは言います。そして今までの考察でノーヴァ≒大いなる厄災であることがなんとなくわかりました。ということは、

大いなる厄災≒精霊≒ノーヴァ

という図式も成り立ちそうですね。このあたりの詳しい考察は下の記事でも行っているので、お時間があれば読んでみて下さいね。

精霊×大いなる厄災

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果たして第2部でノーヴァの正体は明らかになるのか…楽しみわくわくしながら待ちたいと思います!

雨の街を襲撃した魔法使いはノーヴァ?

最後に、ノーヴァの正体とは関係ないのですが、東の国にある雨の街で起きた惨殺事件について触れておこうと思います。かつて雨の街では、6人の魔法使いが人々を惨殺するという痛ましい事件がありました。その後6人の魔法使いは逃亡。その正体は全くわかっていません。

私は何となくですがこの魔法使いの内、ひとりがノーヴァではないかと考えています。先にも述べましたが、ノーヴァは人間と魔法使いを争わせようとしている、もしくは世界に争いを起こそうとしていると思われます。それと照らし合わせると、雨の街の事件をノーヴァが起こしたと考えることもできますね。

では6人のうち1人がノーヴァだと仮定すると、残りの5人は一体何者なのか。ここからは何の確証もないロマン妄想になりますよー。

5という数字には私思い当たる事がありまして。中央の国、北の国、東の国、南の国、西の国。この5つの国にまほやく世界は分かれています。残りの5人の魔法使いは、各国にそれぞれ分かれて存在しているのではないでしょうか?

そして、賢者の魔法使いたちが中央VS中央など、国ごとに5人の魔法使いと戦いを繰り広げるのかもしれません。え、根拠?そんなものはない!(でーん)そうなると面白いなーという完全なるロマン妄想ですね!

その5人の魔法使いは未だ描かれていませんが、気になるのが第2部で登場したジル・バーネット将軍。彼が人間なのか魔法使いなのかは定かではありませんが、気になる存在ではありますね。

話はそれますが、私たちの世界に実際に出版されている小説に「鐘の音は恋の始まり」というファンタジー恋愛小説があります。魔女のジョイとアレク公爵が繰り広げるヒストリカル・ラブ。作者はジル・バーネットという、今をときめく実力派作家です。

この小説はいずれじっくりと読んでみたいですね。また、レノックスの元ネタと言われている「秘密の花園」の作者はフランシス・イライザ・ホジソン・バーネット。通称バーネット夫人と呼ばれる小説家です。こちらも関係があるかはわかりませんが、考察してみたいところ。そのうちバーネット将軍特集を組むかも…。いやー考察したい内容が盛りだくさんですね!

さいごに

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!お楽しみいただけましたか?まほやくに登場するキャラクターでも、随一の謎を抱えた存在、ノーヴァ。彼の正体は第二部で明かされるのか?今後のストーリー展開を楽しみにしたいと思います!

それでは、また!

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