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まほやく1周年イベストをじっくり考察!眠り姫と想いを重ねたかった五色の黒曜石が輝く!

イベントストーリー「きみに花を、空に魔法を」に登場した数々のサブキャラクターたち。オヴィシウス、ターリア、オーレオリン達姉妹の魔女たち…どのキャラクターも魅力的でしたね。

今回はそのキャラクター達の原案、いわゆる元ネタを考察していきたいと思います。ターリアを作り上げた物語とは、姉妹たちに隠された共通点とは。じっくり考察していきたいと思います。

ここからはネタバレが含まれますのでご注意を!

それではレッツゴー♪

イベントストーリーの振り返り

考察を進める前に、イベントストーリーの内容わすれちゃったYO!という人にために簡単にあらすじを。グランヴェル城で五カ国の要人が集まり、五カ国和平会議が開催されることに。

しかし、会議前日にグランヴェル城はいばらに覆われ、城中の人々が眠りについてしまった。しかも城の周辺には古代の魔法生物たちが召喚され、賢者の魔法使いたちに襲い掛かる。魔法生物を操っているのは、五人姉妹の魔女。そして今回の事件の主犯は、魔女たちに父と呼ばれるオヴィシウスという魔法使いだった。オヴィシウスはターリアという女性を蘇らせるために、この事件を起こしたという。

賢者をはじめ、賢者の魔法使いたちはオヴィシウスたちに立ち向かうのだった。

眠れる森の美女とターリア姫

写真提供:“Sleeping beauty” – vintage illustration | Sofi | Flickr

ここからは眠れる森の美女との関係について考察していきます。イベントストーリーでは、グランヴェル城がいばらに覆われ、中にいた人々は眠りにつきました。いばらの城で人々が眠るというシチュエーションは、眠れる森の美女を連想させますね。ディズニー映画にもなった、あの有名な童話です。今回のイベントストーリーは、まさに眠れる森の美女をモチーフにしています…というと、ちょっと語弊があったり。

実は、皆さんがよくご存じであろう眠れる森の美女の物語には前身があるのです。タイトルは「太陽と月とターリア」。17世紀はじめにジャンバティスタ・バジーレという詩人が執筆した童話集に収録されているお話です。

といっても、ジャンバティスタが考えたお話というわけではありません。イタリアに伝わる民話を集めて、童話集として再編・加筆修正して、ジャンバティスタが執筆したのです。その童話集「ペンタメローネ」に収録されたときについたタイトルが「太陽と月とターリア」なのです。

この童話集をはじめ、後々世にでるペロー童話やグリム童話にも、眠れる森の美女と同じような話が収録されているのですが、これらは全てペローやグリムが考えたのではなく、既存の民話を再編して収録しているのです。なので大元をたどると、眠れる森の美女はイタリアに語り継がれている民話なんですね。

今回はせっかくなので、太陽と月とターリアのあらすじをベースにご紹介しようと思います。たまーにグリム童話の「いばら姫」をまじえながら。

あらすじ

写真提供:Spinning Wheel and Fireplace | Susan Smith | Flickr

昔々、ターリアというお姫様が生まれました。王様は国中の賢者や魔術師を集め、姫の未来を占います。すると、「亜麻に混じった棘がこの子に大きな災いをもたらすだろう」と予言さてれしまいます。王様は麻を館に持ち込まないよう命令を下しました。

ターリアが大きくなったある日のこと、お婆さんが外で糸を紡いでいるのをみました。今まで糸巻きなどみたことがなかったので、ターリアは興味津々。お婆さんを館に入れ、自分も糸を紡いでみました。すると、麻に混じっていた棘が刺さり、ターリア姫は死んでしまったのです。

悲しむ王様は、森の奥にある館に姫を運び、ビロードの椅子に姫を座らせます。そして扉を閉め、永久の別れを告げたのです。(グリム童話のいばら姫だと、ここのシーンは城中の人々が呪いにより眠りに落ち、城がいばらで覆われます。)

それからしばらくたったある日のこと。鷹狩りにきた別の国の王が、鷹を追いかけて館へとやってきました。王は眠るターリア姫に声をかけますが、目を覚ましません。けれど、王はターリア姫に恋をしたのです。

王はターリア姫を寝椅子荷運び、愛の果実を摘み取ると(原文そのまま。察してくれ。)そのまま寝かせ、自分は国へと帰っていきました。その後、ターリア姫は双子を生んだのです。

いばら姫では、このシーンは王子のキスで姫が目覚め、城中の人々の呪いも解けます。そして王子と姫は結婚し、ハッピーエンドを迎えました。が、なんと太陽と月とターリアでは、王が国に帰り、しかも寝ている間にターリア姫は出産しちゃうんですね。ターリア姫は相変わらず寝ていますが、妖精が双子の面倒をみてくれています。よかったー。

ここから更にひと悶着あるのですが、イベントストーリーにはあまり関わってこないエピソードなので今回は割愛。気になる人は下のリンクからあらすじを読んでみて下さいね。

童話のフォークロア その5『眠り姫或いは太陽と月のターリア』 | 空閨残夢録

まほやくにオマージュされた内容

ターリアの名前

ここからは、眠れる森の美女をはじめとした類話たちから、まほやくにオマージュされた内容を考察していきます。まずは言わずもがなターリアという名前。眠れる森の美女の類話は代表的なものとしては以下のとおり。

  • ペンタメローネ「太陽と月とターリア」
  • ペロー童話「眠れる森の美女」
  • グリム童話「いばら姫」

この3つが代表的なお話になります。物語の大筋は変わらないのですが、姫にしっかりと名前がついているのは「太陽と月とターリア」のみになります。その他はだいたい姫や娘と呼ばれていますね。そういったこともあり、まほやくではターリアの名前が登場したのでしょう。

嫌われ者

まほやくでは城がいばらに覆われ、城の中の人々が眠りにつきます。これはそのまま眠れる森の美女からオマージュされた内容ですね。童話と違うのは、ターリアが現に戻ることを望んでおらず、月と同化しようとしていること。まほやくのターリアは起きる気がないんですね(笑)。

ターリアを生き返らせようとオヴィシウスが躍起になりますが、残念ながら童話とは異なり、王子に目覚めさせて貰う必要はなかったようです。お互いに想いは通じ合っていたんですけどね・・・。

ひとつ気になった表現がありまして、ターリアをはじめとし、クロエや賢者が「嫌われ者」という表現を使うのです。嫌われ者だからひとりぼっち、嫌われ者だから損をする役回りなのだと。

眠れる森の美女においては、自分だけパーティーに呼ばれなかった魔女が、姫に呪いをかけたことが災いの発端になりました。ようは嫌われ者が起こした惨事だったのです。しかし、もしこの魔女がパーティーに呼ばれていたら。そもそも、この惨事は起きなかったかもしれません。魔女は寂しかっただけなのかも。

もしかしたら、まほやくではこの魔女に救いの手を差し伸べるようなエピソードを描いたのかもしれませんね。あなたは嫌われてなどいないよ。世界に愛されているよ、と。

オヴィシウスと黒曜石

名前の由来

ここからはオヴィシウスの原案について考察していこうと思います。調べてみると意外や意外、けっこう奥深い由来があったりなかったり。

まず名前ですが、おそらく黒曜石を発見したオブシウスという人から由来がきているのでしょう。黒曜石とは、英名でオブシディアンという黒い火山ガラスです。まほやくに登場したオヴィシウスは黒い衣装を身にまとっていたため、なんとなく縁を感じますね。

写真提供:Obsidian 32 | Obsidian is a glassy-textured, extrusive igneo… | Flickr

この石の名前の由来ですが、その昔、オヴシウスという人がエチオピアでこれに似た石を発見したため、オブシディアンという名前が与えられた、と博物誌に記載されています。では石を発見したオヴシウスとは何者?と思いますよね。それが博物誌に詳細が記載されていないため、そのあたりはさっぱりわからないのです。あなた誰やねん。

黒曜石と五色

名前の由来がわかったところで、では、黒曜石の特徴はまほやくにオマージュされているのでしょうか?博物誌にはこんな特徴が書かれています。「赤く不透明なガラス・白く不透明なガラス・蛍石・青サファイアまたは瑠璃のような外見の、色付けされたオブシアナガラスがある。」と。

ちょっと蛍石が何色かわからないのですが、メジャーなものだと緑色でしょうか。ここでいう瑠璃とはラピスラズリのことを指しており、紫みが強い青の宝石です。

さて、この特徴をよーくみるとある色が思い浮かびませんか?そう、まほやく世界における各国のイメージカラーです。

赤く不透明なガラス 西の国
白く不透明なガラス中央の国
蛍石南の国
青サファイヤ東の国
ラピスラズリ北の国

中央の国のイメージカラーは黄色では?と思う人もいると思いますが、中央の国のテーマ宝石はダイヤモンド。透明・または白をイメージさせる輝きですね。ちょーっと強引な感じもありますが、各国のイメージカラーが揃いましたね!すごーい。こうした特徴に縁を感じて、黒曜石がイベントストーリーのモチーフとなったのかもしれませんね。

ちなみに、ここまでご紹介しておいてなんですが、実際の黒曜石はたぶん今あなたがイメージしているようなカラフルで透き通った色の鮮やかさはそうそうありません。モノによるのですが、殆どが黒々と光る表面に、うっすらと赤や青がメタリックに輝いています。

この博物誌ですが、書かれたのがなんと古代ローマ時代。なので書いてあることが正確かというと、ちょっと怪しいものがちらほらと(笑)。なのでロマンを感じながら読むのが楽しい資料集となっています。全37巻なり。

神話の魔獣

グランヴェル城周辺に召喚された魔獣たち。空の魔獣バジリスク・地の魔獣ミノタウロス・海の魔獣リヴァイアサン。まほやくに限らず、よくファンタジーで見かける名前ですが、これらの由来ってそういえばなに?という人も多いはず。

まずリヴァイアサンについて。リヴァイアサンは旧約聖書に登場する伝説上の怪物です。旧約聖書とはなんぞや?というかたは、以前カインの考察をしたときに概要を説明していますので、そちらもチェックしてみて下さいね。

カインとオーエンの因縁はここから始まった!ケインとアベルによる、銀行頭取とホテル王の30年の確執がまほやくにからみつく!

リヴァイアサン

旧約聖書は5つの書からなっており、その一番初めの「創世記」という書には、神様が天地を創る経過が書かれています。1日目に天地をつくり、2日目に空をつくり・・・と7日ぶんの経過が書かれているんですね。

その5日目に生まれたのが「レヴィアタン」と呼ばれる海の怪物です。その姿は時代や書物によってまちまちなのですが、現在は巨大な海蛇の姿を想像されるのが多そうですね。

この「レヴィアタン/Livyatan」とはヘブライ語で、ねじれた・渦を巻いたなどの意味を持ちます。ラテン語では「Leviathan」と表記され、発音はリヴァイアサン。ヘブライ語を英語の発音で呼んだ結果、リヴァイアサンの名称の方が巷に馴染んだようです。

このリヴァイアサンの他にベヒモス、ジズという伝説の怪物がおり、それぞれ海・陸・空を司るといわれています。この三つで三頭一鼎とする見方があるのです。まほやくでもリヴァイアサンが海を、ケンタウロスが陸を、バジリスクが空を司っており、その設定はここから着想を得ていると思われます。

が、しかし。ベヒモス=ケンタウロスではありませんし、バジリスク=ジズでもありません。ベヒモスは歩く象みたいな外見で、ジズにいたっては鳥の姿はしていますが、マイナーすぎて詳細はわからず。ちょっと戦闘力的に頼りない感じですね。なので、戦闘力の高い伝説の怪物をよそから拝借して、まほやくでは陸海空の三頭としたのでしょう。

ミノタウロス

写真提供:Minotaur | Minotaur at the National Archaeologic Museum of A… | Flickr

ミノタウロスはギリシャ神話にでてくる牛頭人身の凶暴な怪物です。(旧約聖書とギリシャ神話は別物です。)あまりに凶暴なので迷宮に閉じ込められ、9年ごとに生贄を食料としていました。しかし、三度目の生贄に自ら志願したテセウスにより退治されたのです。

まほやくでは迷宮のような場所でシノたち魔法使いがミノタウロスと戦い、見事討ち取っています。これはギリシャ神話をオマージュした舞台となっていたんですね。

バジリスク

写真提供:BasiliskStatue | A statue of a basilisk in Basel, Switzerlan… | Ruben Holthuijsen | Flickr

バジリスクはギリシャ神話に登場した(らしい)伝説上の怪物で、古代では蛇のような外見をしていました。石をも砕く毒を吐き、見たものを石にする能力があったといわれます。その恐ろしさにどんどん磨きがかかり、近年ではドラゴンのような姿で想像されることが多いですね。

ギリシャ神話に登場した「らしい」というのも、具体的に何のエピソードに登場したのかわからず。そのあたり知見があるかたがいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい・・・。

さいごに

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

本当は5人姉妹の魔女についても記述したかったのですが、調べてもあまりわからず。全員各国のイメージカラーにちなんだ名前ということはわかるのですが、ではなぜ赤の中でもスカーレットを選んだのか、青の中でもシアンを選んだのか。そのあたりも理由があると思うのですがわからず。引き続き調査していきたいと思います。

1周年イベントということで、あらゆる元ネタがもりもりでしたね!豪華絢爛!闇鍋ちゃんぽん!(笑)。考察していてとても楽しかったです。当時、イベントでは育成スポットが様変わりしたり、段階的にストーリーが解放されたりと、わくわくしながらプレイしたのを覚えています。

もうすぐ2周年ということで、今回もなにかイベントがあるかなーどうかなー。楽しみに続報を待ちたいと思います!

それでは、また!

参考文献

童話のフォークロア その5『眠り姫或いは太陽と月のターリア』 | 空閨残夢録

プリニウスの博物誌 黒曜石 オブシディアン | TENDER TIME

レヴィアタン – Wikipedia

ミーノータウロス – Wikipedia

バジリスク – Wikipedia

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