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マナ石の”石喰い”に対する人間と魔法使いの認識の違い【世界考察】

まほやくも第二部を迎えしばらく経ちましたが、様々な新事実や新展開が目白押しで目が回りそうですね!そんな中、ひとつ描かれたのが、マナ石の”石喰い”です。魔法使いは死ぬとマナ石になり、そのマナ石を魔法使いが食べると魔力を増すことができる。

この事実は第二部以前から描かれていましたが、第二部では”人間からみたら、石喰いは異常である”という視点が新たに描かれました。まあ確かに言われてみればそりゃそうですね。

今回は人間と魔法使い、それぞれの視点から見た”石喰い”への認識、そして、ルチルとミチルはチレッタの石を食べるのか。これらを考察していきます!

ここからはネタバレしか含みませんのでご注意を!

それでは、レッツゴー♪

マナ石とは

まずは簡単にマナ石についておさらい。マナ石とは、魔法使いや魔法生物が死んだとき、その体が鉱石化したものです。平たく言ってしまうと、魔法使いや魔法生物の死体石です。あまり過激な言葉を使うのはどうかとも思いますが、事実をしっかり分析するために、今回はストレートな言葉選びをしますのでご了承を。

マナ石は魔力を宿し、魔法使いが食べると、その人の魔力を増すことができます。他にも魔法科学装置の燃料としても利用されます。

私たちの世界でいうと、化石燃料に近いですね。数百万年前に存在した生物や植物の死骸が、微生物により分解され、土や水などの強い力で押さえつけられ、地熱で温められるうちに、石炭や石油、天然ガスなどに変化したのです。

マナ石の場合は、魔法使いや魔法生物が死亡すると即座に鉱石化するので、化石燃料のように何百年もの時間は必要ありません。そのため、魔法科学装置が発展すると、魔法使い狩りが始まるのでは?と懸念されていますね。この懸念は今回の考察とは道が逸れてしまうので、また別の機会に考えてみましょう。

マナ石に対する認識

では、”石喰い”に関して考える前に、マナ石に対する認識を、人間と魔法使いの2つの視点から整理してみましょう。

マナ石に対する人間の認識

まずは人間の認識から。まほやく世界の一般常識として、魔法使いが死ぬと石になるという事実は知られているようです。ルチルいわく「人間の骨と同じ」という発言もみられます。ルチルは魔法使いではありますが、南の国で人間と助け合いながら、近い距離感で生きてきました。この「人間の骨と同じ」という感覚は、人間よりな視点でしょう。

ルチルの父であるモーリスも、チレッタの石が食べられる話題になったときに「チレッタを食べるんですか?」と聞いています。”チレッタの石”ではなく”チレッタを”と指しているあたり、”マナ石”という鉱石として捉えているのではなく、人間の延長線上の物質、つまり遺体として捉えているのがわかります。

人間の認識:死体や骨に類する

ただし、これは亡くなった魔法使いと親しい人間に限った認識とも言えます。マナ石は高価な宝石として価値があり、時に金銀と同じように貨幣の代わりを成します。魔法科学装置の燃料としても需要がありますので、石油や石炭のように、一次エネルギーとしても価値があります。

人間の認識:高価な宝石・魔法化学装置の一次エネルギー

魔法使いへの差別とマナ石

ただ、いくら綺麗な宝石とはいえ、魔法使いの死体を宝石扱いするか?非人道的では?とも感じますね。

その違和感の答えとなるのが、魔法使いへの差別でしょう。中央の祝祭では、太古の都市メサの実情が描かれました。魔法使いは差別され、正体がわかると、殺されてマナ石にされます。そして、この当時もマナ石は価値があったため、都市の繫栄に利用されました。

つまり、差別の対象である魔法使いは、人間と同等ではない。食料を求めて狩りをするのと同じように、マナ石を求めて魔法使いを狩る。魔法使いは獣と同等であり、獣の毛皮を着ることに違和感がないのと同じように、魔法使いのマナ石を利用することに違和感はない。

その思想が太古から続き、現代へと至るのでしょう。さすがに現代においてここまで野性的な考え方は一般的ではないと思いますが、”魔法使いの死体だからマナ石を利用したくない”という思想が消えるには、充分な歴史と年月でしょう。

私たちの世界の化石燃料も、言ってしまえば人間の死骸の成れの果てですが、昔から燃料として当たり前に使用されてきたので、今更”人間の死骸の延長物だから使用したくない”とはなりませんよね。

それと同じように、まほやく世界でもマナ石は、宝石や一次エネルギーとして認識されているのでしょう。

マナ石に対する魔法使いの認識

次に、魔法使いの視点からみたマナ石の認識について考えてみましょう。とはいえ、現代では人間と上手く共生している魔法使いも多く、価値観は人間のそれに寄り添ってきているようにも感じます。

ここで考察する魔法使いは、太古からの生活を引き継いでいる北の魔法使いに焦点をあてて考えています。つまり、生きるか死ぬか、弱肉強食の世界を生きている魔法使いですね。

北の国は自然が厳しく、文明レベルも多国に比べると劣っています。強い魔法使いの庇護の元人間は暮らし、魔法使いもお互いの縄張りには干渉しないように生きています。縄張りに干渉すれば戦いとなり、命を賭けた戦いとなります。まさに野生の獣そのものですね。

現代の人間とは全く異なる価値観で生きており、強さが己の生きる道、そして誇りである。そういった古来から続く生き方をしている魔法使いを規準に考えていきます。

マナ石に対する認識は、概ねはここまで述べた人間視点の認識と同じでしょう。魔法使いの死体である認識は当然ありますし、是とするかは別として、魔法化学装置の燃料であったり、宝石的価値がある事も認識しています。

しかし、人間と決定的に異なるのは、魔法使いは魔力を持っていることです。マナ石には魔力が宿っています。人間からすると魔力はわからず、ただの宝石に過ぎませんが、魔法使いはマナ石から魔力を感じ取れます。

そして、マナ石の魔力が強大であるほど、元の魔法使いが強いという証になります。先ほども述べましたが、北の魔法使い達は、原始的な弱肉強食の世界で生きており、強さは誇りとなるのです。

魔法使いの認識:マナ石の魔力の強さは、元の魔法使いの誇り

また、魔法使いはマナ石を口にする、つまり”石喰い”をすることで、自身の魔力を増すことができます。イメージ的には、ゲームで言うところのMPが増える感じ?強さを求める魔法使いにとっては、マナ石は強力な強化アイテムなのです。

魔法使いの認識:魔力を強化できる

こういった俗物的な認識のほかにも、その人の魔力や生き様を受け継ぐ、といった視点もあると思いますが、それは後ほど。

石喰いに対する認識

それでは、それぞれのマナ石への認識を整理したところで、メインの”石喰い”の認識の違いを考えてみましょう。

人間の石喰いに対する認識

まず、人間からみたマナ石への認識はこんな感じ。

  • 死体や骨に類する
  • 高価な宝石
  • 魔法化学装置の一次エネルギー

石喰いに主に関係するのは”死体や骨に類する”という認識ですね。先にも述べましたが、ルチルはチレッタの石を”人間の骨と同じ”だと認識しています。ルチルの父モーリスも、”チレッタを食べるんですか?”と発言したのをみると、マナ石は生きていた人物の体だと認識しています。

そう考えると、人間(魔法使い)が、同類の骨を食べるという感覚になるわけで…。そんなことする人は、間違いなくサイコパスですし、私たちの世界では即お縄でしょう。どう考えても異常者です。石喰いに拒否反応を起こすのも無理はありません。

人間の認識:石喰いは死体喰いを連想させる

個人的な話になりますが、まほやくで初めて石喰いについて描かれたとき、私は「え?石を食べるの?石は食べ物じゃなくない?どうやって消化するの?」と単純に思いました。もしかしたら、こんな視点も人間からしたらあるかもしれませんね。

魔法使いの石喰いに対する認識

では、魔法使いから見た石喰いはどうでしょうか。先ほど整理したマナ石に対する認識はこんな感じでした。

  • 魔法使いの認識:魔力を強化できる
  • 魔法使いの認識:マナ石の魔力の強さは、元の魔法使いの誇り

上質なマナ石は自身の魔力を強化できる、貴重なアイテムです。弱肉強食の世界で生きている北の魔法使い達にとって、石喰いは自分の生存率をあげる有効な手段です。やらない手はありません。

当然、自身の魔力が強ければ、あらゆる魔法使いからマナ石を狙われる事になりますが、それすらも強さが正義の世界においては誇りなのでしょう。自分の死体であるマナ石も、石喰いされて当然なのです。この時点で、石喰いに対する拒否反応や懸念は和らぎそうですね。

生きた証を受け継ぐ

ここまでは表面的な認識ですが、もう少し深掘りしてみましょう。2周年イベントストーリーでは”師弟の系譜”が色濃く描かれていました。

人間社会でも一部の職業において師弟関係はあると思いますが、魔法使いは必然的に魔法の使い方を覚えなければなりませんので、人間よりも師弟関係は多く築かれていきます。

魔法使いは弟子をとり、自身の人生を少しずつ分けるように、魔法を教えていく。オズはアーサーに、フィガロはファウストに、ラスティカはクロエに、ブラッドリーはネロに。ブラッドリーが、これら師匠目線の気持ちを話していた内容が印象的でした。それがこちら。

魔法使いは長い時間を生きる。子どもを産んだって、子どもの方が先に死ぬ。そうするとな、人間に執着できなくなるんだ。執着ができなくなりゃ、世界との関わりは薄れて来ちまう。だから、この世界に長くとどまりながら、この世界のどこにも繋がっていないような矛盾と虚しさを覚えるのさ。

ー中略ー

ひとりだって命を燃やして生きられる。そうして燃やした命を…。明け渡す先がない、不毛さだ。

価値がないってことだ。たぶん、価値なんかなくたっていいんだ。生きてることにな。だが、時折、物惜しくなる。せっかく俺様が身に着けた技術も、知恵も、経験も、空っぽにしちまうのかと。冷たい石になり果てて、後には何も残らない。それでいい。それでいいんだが…。

もし、自分の生涯を明け渡して、生き様を繋いでいける相手がいるなら、何かが満たされるような気がする。そういう、おかしな夢さ。

2周年イベントストーリー9話より

ちょっと長いですが、大切な話なので、ほぼノーカットでお届けしました。ブラッドリーが話した中で、今回の考察に重要なのが”生き様を受け継ぎたい”という願いです。

このブラッドリーの話では、受け継ぎたい内容としては主に技術や知恵でしたが、本質的には、自身の生き様、命、自分自身、明確に言語化できませんが、そんな感じでしょう。

マナ石を食べるとは、まさにその最たる例です。魔力を受け継ぐという意味もありますが、その魔法使いの生きた証や誇りを受け継ぐ、といった意味もあるのでしょう。

魔法使いの認識:生きた証や誇りを受け継ぐ

孤独からの解放

マナ石を食べずに、大切に保管したり、棺に入れて埋葬するのもひとつの手段では?とも思いますよね。現に、チレッタの石は棺に入れて埋葬されています。

しかし、それを知ったミスラは「彼女はあなたたちとひとつに、なりたかっただろうに…。…なんて、ひどい…。」と話しています。ぱっと聞くと心情が理解しにくいかもしれませんが、ブラッドリーの話を思い出すとわかりやすいですね。

「この世界に長くとどまりながら、この世界のどこにも繋がっていないような矛盾と虚しさを覚えるのさ。」「自分の生涯を明け渡して、生き様を繋いでいける相手がいるなら、何かが満たされるような気がする。」

つまり、魔法使いは長命ゆえ孤独を抱えながら生きている。せめて生き様を誰かに繋ぎたい。それが孤独からの解放となるのでしょう。その手段が”石喰い”なので、棺に保管されている状況をミスラが非難するのも理解できますね。

魔法使いの認識:石喰いは孤独からの解放

マナ石は、その魔法使いの魔力の結晶とも言えます。もしかしたら、石喰いをすると、相手の気配というか、魔力をとりこみ、一体化するような感覚があるのかもしれませんね。なかなか人間には想像しづらいので、このあたりの認識の一致は大変そうです。

こうしてみると、当初、魔法使いは”人間の骨と同類であるマナ石を食べるなんて、死者への冒涜ではないか”といった見方もできましたが、実はその先、骨などではなく、マナ石を、より高尚なものとして認識しているとわかります。

ミスラはルチルが”マナ石は人間の骨”と発言した時に、「違いますよ。まったく違う。何が違うかは、うまく言えませんが、あなたが思うようなものじゃありません。」と話しています。これは単に否定しているのではなく、マナ石への認識がより高いことを伝えたかったのですね。

魔法使いの認識:マナ石は肉や骨以上に高尚な物

石喰いへの認識まとめ

では、ここまでの内容をまとめて比較してみましょう!まずはマナ石に対する認識から。

マナ石に対する人間の認識

  • 死体や骨に類する
  • 高価な宝石
  • 魔法化学装置の一次エネルギー

マナ石に対する魔法使いの認識

  • 魔力を強化できる
  • マナ石の魔力の強さは、元の魔法使いの誇り
  • マナ石は肉や骨以上に高尚な物

つづいて、石喰いに対する認識。

石喰いに対する人間の認識

  • 石喰いは死体喰いを連想させる

石喰いに対する魔法使いの認識

  • 魔力を強化できる
  • 生きた証や誇りを受け継ぐ
  • 石喰いは孤独からの解放

こうしてみると人間が非情に見えるかもしれませんが、人間は人間で、棺に遺体を安置して弔ったりと、しっかり思いを込めています。あくまで石喰いに対する認識の違いというやつですね。

果たしてこのあたりの相互理解は可能なのか…。完全に理解はできなくとも、お互いの考え方を尊重できる世界になると良いですね。

ルチルとミチルの石喰いへの認識

相互理解に絡めて、最後にルチルとミチルについて考えていきます。もうえらい長くなっちゃったので、さくっといきましょう!さくっと!

第二部で、石喰いへの認識がルチルとミチルの間でかなり食い違いました。簡単にいうとこんな感じ。

ルチル:マナ石は人間の骨と同じ。誰かの命だったもの。食べるのには抵抗がある。

ミチル:マナ石は人間の骨と同じだという認識はあまりない。石喰いで強くなれるならやりたい。

ルチルはチレッタが石になる瞬間を見ています。そのため、マナ石は誰かの命であった、という認識が強いですね。そりゃあ石喰いも嫌がるわけです。

対してミチルは、チレッタが石になる瞬間は見ていません。おそらく、魔法使いが石になる瞬間も見たことはないでしょう。

そのため、マナ石は誰かの命であった認識は薄いです。石喰いの方法を訊く際にも、「(マナ石を)乾燥させた木片みたいに粉々に砕いて?それとも、水に入れて煮だすんでしょうか?」と訊いています。それ、ルチルからしたら人間の骨を粉々に…げふんげふん。このシーンは、背筋がすーっとした賢者も多いはず。

では、このふたりの認識を、少しでも合わせる方法があるのか?ひいては、人間と魔法使いの認識を近づける方法はあるのか?という壮大なテーマをさくっと考えてみます。そのキーは、マナ石への認識でしょう。

そもそも、なぜ魔法使いが石喰いをするかというと、魔力の強化も勿論そうですが、弔いの意味が大きいです。なぜ石喰いが弔いになるかというと、マナ石はその魔法使いの生き様ともいえる、高尚なものだから、それを受け継ぎたい。

この”マナ石は生き様であり高尚なもの”という認識が、ルチルとミチルの中ですっぽり抜けているんですね。マナ石は人間の命だったものなので食べたくない。マナ石は強くなれるアイテムなので食べたい。といった具合に、だいぶ俗物的な考えになっています。

なのでミスラも”なんでチレッタの石を食べないの?チレッタを受け継がないの?弔いは?棺に入れるとか有り得ないんですけど?”と、意見が食い違っているのです。

では、北の魔法使い流のマナ石への認識を理解するにはどうすれば良いでしょう。それはもちろん、精魂込めて”生き様を受け継ぐ事”を、誰かに話してもらう事。…ミスラちゃんに果たしてそれができるのか…。喧嘩しながらでも、少しずつルチルやミチルと絆を深めていけるといいですね。

それか、ブラッドリーがもう一度、2周年ストーリーの話をしてくれるとわかりやすいんですけどもー?あれ誰か録音して、必要なときに流す教材にしません?たぶんそれが手っ取り早い。

さいごに

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!いかがでしたか?

色々と考えてきましたが、あくまで私個人の考えですので、正解はありません。あなたもご自身の考えを、ぜひ膨らませてみて下さいね。

今回、石喰いについて物語を追いかけてきましたが、驚いたのがストーリー初期から、石喰いに対する作中のスタンスが変わっていないんですね。

既知の遺跡のスポットサブエピソードや、時の洞窟のスポットメインエピソードなどで石喰いについて語られますが、魔力の強化や弔いの意味は、この当時から描かれていました。それが満を持して、第二部で深掘りされたんですね。

超初期から”魔力の強化や弔い”といった意味を持たせ、その意味を崩さずに第二部で深掘りする。これは初期から石喰いについて描く気まんまんだったという証拠ですね。いやーすごい。

ちなみに、前に石喰いについてアンケートをとったところ、こんな結果となりました。

あなたがもし魔法使いだったら、石喰いはするでしょうか?しないでしょうか?思いをはせるのも楽しいですね!

第二部もいよいよ大詰めといったところでしょうか。この先の展開も楽しみにしましょう!

それでは、次の考察で~。

See You!

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