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まほやく世界のルールは1つの童話から生まれた!砂漠に囲まれた魔法の国から誕生した世界!

はじめに

スマホゲーム「魔法使いの約束」に登場するキャラクターは、文学作品からモチーフを得て、キャラクターの性格やエピソードが形作られています。

中でも、まほやく世界で最強の魔法使いと名高いオズのモチーフとなった「オズの魔法使い」は、オズの性格のみならず、まほやく世界のルールを形作る根幹の物語となっています。

今回は「オズの魔法使い」のどんな部分が、まほやく世界でオマージュされているのか。物語を紐解いていきたいと思います。「あらすじ」の項目は、まほやくをプレイしたことのある人が読むと、共通点を感じられるように書きましたので、ぜひ読んでみて下さい。多少のネタばれが含まれますのでご注意ください。

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この世界の理を知るといい

それでは、まいりましょう!

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「オズの魔法使い」について概要

作品情報

「オズの魔法使い」は1900年にライマン・フランク・ボームによって書かれた童話です。ライマンはニューヨーク州で生まれ、裕福な恵まれた家庭で育ちました。新聞、演劇、セールスマンなど様々な職種を得て、40代で童話の執筆を開始。1897年に発表した「散文のマザーグース」で注目を集め、1900年に発表した「オズの魔法使い」がベストセラーとなります。その後、熱烈なファンの要望に応え、「オズシリーズ」は20年間続編が執筆され、全14刊の長寿シリーズとなりました。私たちが良く知る「オズの魔法使い」以外にも、続編があるんですね。

ライマンが本書に込めた想い

ライマンは冒頭で、読者にこう語りかけています。「昔の子供たちは、童話の恐ろしい話から教訓を得ていたが、今は学校で道徳の授業があるため、物語にその必要性はない。恐ろしい教訓など抜きにして、今の子供たちが喜んで読めるように本書を執筆した」

実際に「オズの魔法使い」を読んでみると、ケガをしたり、辛い目にあうシーンのマイナスな表現はとてもあっさりとしています。恐怖を読者に与える事が目的ではないからです。その代わり、魔法や色彩の表現が豊かであったり、キャラクターの心情表現が細やかであったりと、明るい部分にフォーカスを当てた小説となっています。

まほやくにおいても、マイナス部分の表現は少なめにされている印象を受けますし、反対に心情表現はとても丁寧に描かれています。このあたりの根幹の理念は、影響を受けているかはわかりませんが、似ている部分はあるのかもしれません。

あらすじ

アメリカ、カンザス州に住む女の子ドロシーは、叔父、叔母、飼い犬のトトと暮らしていました。暮らしていた場所は質素な木の家と、周りに広がる灰色の草原。いつものように平穏な日を過ごしていると、突如として北と南から竜巻がやってきて、ドロシーの家を気球のように飛ばしてしまいます。叔父、叔母は草原に取り残され、ドロシーとトトは家と一緒にはるか遠く、「オズ王国」に飛ばされてしまいます。

「オズ王国」はドロシーが住んでいたカンザス州とは違い、まだ文明が栄えていない国でした。そのため、文明国ではおとぎ話とされていた存在、「魔法使い」がいるのです。魔法使いは全部で5人。中央地方のエメラルドの都に宮殿を構える、最も力の強い魔法使い、オズ。そして北南東西の4地方にひとりずつ魔女が存在します。魔女たちはそれぞれ自分の国をもっており、魔法の力で国を治めていました。しかし、4人束になってもオズの力には及びません。そのため、誰もオズには逆らえませんでした。

ドロシーは、カンザスに帰るにはオズに力を借りる必要があると教わります。なぜなら、4地方含め、オズの国は砂漠に囲まれ、誰も生きて砂漠を渡れたことがないからです。意を決して、オズの住まうエメラルドの都へ出発するドロシー。途中、ドロシーは様々な人たちと出会います。藁でできたかかし、ブリキの木こり、臆病なライオン。彼らは自分の願いを叶えるために、ドロシーと一緒にエメラルドの都へ向かいます。途中、恐ろしい試練が幾重にも立ちはだかりますが、仲間たちは力を合わせて乗り越えていきます。

そしてオズの元にたどり着いた一行。それぞれオズに願いを告げますが、オズはある条件を提示します。「西の悪い魔女を倒してこい。そうすれば願いを叶える。」そう言ってオズは、みんなと「約束」を交わしました。ドロシー達は西へと向かい、見事西の魔女を倒します。しかし、オズはなかなか約束を果たしてくれません。

しびれを切らして玉座へと詰めかけた一行。そこで見たのは、背の低い年取った男でした。実は、その男は普通の人間でしたが、魔法使いと偽り、いつしか「世界最高の魔法使いオズ」と呼ばれるようになっていたのです。オズは約束を果たせず、一行に謝ります。けれど納得ができない一行は、どうにかオズの権力で願いがかなえられないか問いかけます。オズは少し考えて、それぞれの願いを叶えることにしました。

しかし、実際に叶えた願いはニセモノ。綿の代わりに脳みそを欲しがっていたかかしには、ブラン(ぬか)と針を詰めた頭を。心を欲しがっていたブリキの木こりには、おがくずを詰めた袋を。勇気を欲しがっていたライオンには、飲めば勇気が湧いてくるという、ただの水をを与えたのです。一行はそれがニセモノだとは気づきませんでした。なぜなら、それぞれの欲しいものは、実は既に持っていたからです。綿の頭でも、かかしは旅の中で知恵を発揮していきましたし、ブリキの身体でも木こりは優しく、涙も流せる。臆病だと自称するライオンも、仲間のために勇敢に敵に立ち向かえました。みんな、オズに願いを叶えてもらわなくても、旅の中で成長し、願いを叶えていたのです。そのため、ニセモノを貰っても、それを本物だと思っていたのでした。

ドロシーの「カンザスに帰りたい」という願いを叶える方法は、オズと共に気球に乗って砂漠を超えること。実はオズもドロシーと同じように、文明国からきた人間なので、砂漠を超えて元いた国に帰りたいと思っていたのです。けれど、迷子になったトトを探していたドロシーを置いて、オズを乗せた気球は飛び立ってしまいます。(わざと置いていったわけではないです。笑)

困り果てたドロシー。そこに、宮殿の兵隊がこうアドバイスしてくれます。「南の良い魔女なら助けてくれるかもしれない。南の魔女は4人の魔女の中で1番力が強い。彼女なら砂漠を超える方法を知っているかもしれない。」

南の魔女のもとへたどり着いた一行。ドロシーは魔女にカンザスへ行く方法を尋ねると、魔女はドロシーが履いている靴を指さします。実は、ドロシーがこの世界にやっていた時、ドロシーと一緒に降ってきた家が、東の悪い魔女を押しつぶし、倒していたのです。その時に東の魔女が身に着けていた銀の靴を手に入れていたのでした。銀の靴には魔法が込められていて、たった3歩で自分の望む場所へ運んでくれるのです。

ドロシーは仲間たちにお別れを言い、カンザスへと帰っていきました。そして、カンザスの灰色の草原で、叔父、叔母と喜びの再会を果たすのでした。

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私は頼み事はしない

オズ様は優しく、誇り高い魔法使いですから!

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「オズの国」の成り立ち

国と地域の特徴

オズの国は5つに分かれています。中央・北・南・東・西の5つです。ドロシーのいた文明国とは砂漠で囲まれているため、切り離されています。そして、文明が栄えていないため、魔法使いと魔女が存在します。

まほやく世界においても、世界は5つに分かれ、文明は未だ発展途上です。しかし、「魔法化学」が急速に発達し、新しい文明を築いています。もし魔法化学が発達すれば、魔法使いはことごとく石にされ、魔法使いはいなくなるかもしれません。つまり、今のまほやく世界は「オズの国」と類似していますが、いずれ文明国となり、ドロシーのいた国のように灰色の世界になるかもしれないのです。

また、「オズの国」は砂漠に囲まれて、文明国とは隔離されています。まほやく世界も周りは海に囲まれ、海を渡ったものは誰もいないとされています。「オズの国」は実際は文明国と同じ世界にあり、隔離されているだけでしたが、まほやく世界では外がどうなっているのかはわかりません。この先の物語を楽しみにしたいですね。

まほやく02

地域のカラーリング

地域ごとに民が好む色があり、民衆はその色の衣服をまとい、建物もその色で統一されています。また、地域ごとに(おそらく)よく採掘され、装飾に用いられている宝石があります。まほやくにおいても、各地方でテーマカラーや宝石が決められているので、それに類似しますね。カラーリングは以下の通りです。

オズの国

  • 中央:緑・エメラルド
  • 北 :紫?・不明
  • 南 :赤・ルビー
  • 東 :青・不明
  • 西 :黄色・ダイヤモンド

まほやく世界

  • 中央:黄色・ダイヤモンド
  • 北 :紫・アメジスト
  • 南 :緑・エメラルド
  • 東 :青・サファイヤ
  • 西 :赤・ルビー

※「オズの国」中央地方は実際は緑でも何でもない、普通の都。宝石は何でも採れる。

オズの国の北のカラーは、正確には物語には登場していません。しかし、ドロシー達が旅の途中で見かけた花々の色が、黄色・青・赤・白・紫・(葉の緑)だったため、おそらく北の色は紫であると予想されます。白はまた別の意味を持つので、後ほどご紹介しますね。

こうしてみると、北と東は差異がありません。他の地域では幾分変化があります。地域によって魔法使いの性格に特徴があるため、それに合わせたカラーリングを施したのでしょう。実は、地域によって魔法使いの性格に特徴があるのは、まほやく世界だけではありません。「オズの魔法使い」においても、地域によって魔法使いの性格が異なります。それを含めて、魔法使いの成り立ちを見てみましょう。

魔法使いの立ち位置

「オズの国」における魔法使いは、5人のみです。オズと、各地方に一人ずついる魔女の計5人。魔法使い・魔女はそれぞれ自分の国を魔法で治めています。まほやくの北の国のように、魔法使いの庇護のもと、人々は生活をしているのです。

外見

魔法使いの寿命について、「オズの魔法使い」ではとりわけ長命というようには描かれていません。ただ、魔法で美しく若い姿を保っている魔女もいます。かと思えば、老婆の姿のまま過ごしている魔女もいます。

まほやくにおいても、力があれば、外見は魔法でいくらでも変えられます。このあたりの設定も「オズの魔法使い」をモチーフにしているのかもしれませんね。

衣装

「オズの国」の魔女は好んで白い衣装を身にまとっています。白は魔女の色とされているからです。ドロシーがたまたま青と白のギンガムチェックのシャツを着ていると、東の国の民衆がこう言いました。「青はこの国の色。白は魔女の色。だから、わたしには貴女が私たちの味方の魔女だとわかるのです。」実際はたまたまでしたが、この衣装に関する設定は、まほやくにも受け継がれています。

賢者たちが民衆の前で行ったパレード、叙任式の時の衣装です。白を基調とし、アクセントとして各国のカラーが差し込まれていました。このパレードは賢者の魔法使い達の姿を民衆に見せることで、この魔法使いたちが今年も世界を守るという宣言になり、民衆を安心させる・交流を持つことが目的です。まほやくにはカラーリングの意味ははっきりとありませんが、白×各国の色の衣装を身に着けることで、「魔法使いは民衆の敵ではない」という意味を、公式がこっそりと持たせていたのでしょう。

【2021/5/9追記】

ノーヴァの衣装について考察したので、併せてそちらも読んでみて下さい。

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性格

「オズの国」に存在する魔法使いは、良い魔法使いと悪い魔法使いに分かれて民衆に認知されています。オズ・北・南の魔法使いは良い魔法使い。東・西の魔法使いは悪い魔法使いとされています。事実、東と西の魔女が死んだときは、民衆たちはお祭り騒ぎとばかりに喜んでいました。

こういった地域によって性格に特徴を持たせる設定も、童話からまほやくへと引き継がれています。まほやくでは更に設定が付け加えられ、「その土地に馴染んだ魔法使いは、似たような性格を持つ」という要素へと変化しています。そうすることでファーストインプレッションがすんなりと入り、より物語に没入しやすくなるのは、オズの魔法使いもまほやくも同じと言ってよいでしょう。

力の強さ

「オズの国」において、魔法使いの力の強さには順列があります。まず、大前提としてオズは最も強い魔法使いとされています。次いで強いのは南の良い魔女です。この南の魔女が強いことには理由があります。「オズの国」では、善の力は悪の力より強いというルールがあるのです。そのため、西の悪い魔女は、北の良い魔女の加護によって守られたドロシーに危害を加えることができませんでした。

まほやくにおいて、魔法の強さは心で決まる、とされています。総じて北の魔法使いは力が強く、攻撃魔法が得意な魔法使い達です。今のところ魔力が強くなる条件がハッキリと述べられていないので推測になりますが、北の魔法使いは厳しい環境を生き抜き、戦闘に慣れています。また、他者を攻撃することに迷いがありません。余計な雑念に囚われず、真っすぐに力を使える者が、強い魔力を持ち得るのかもしれません。

しかし、それはあくまで今現在の話。仮に、「オズの国」のように魔力を善悪で区別してみると、北の魔法使いは民衆からは「悪」とされています。どこまで「オズの魔法使い」に影響を受けているかわかりませんが、いつか誰かが「善」の心を持って魔法を扱った時、北の魔法使い達を凌ぐ魔法をふるう時がくるのかもしれません。

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オズ様は「悪」などではない!

……。

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オズの元に向かうドロシーと賢者

オマージュされたエピソード

「オズの魔法使い」の大まかなストーリーは、別の国からやってきたドロシーが、仲間達と一緒にオズの元へ向かう、というストーリーです。仲間はドロシーの他に3人(+1匹)。このストーリーはまほやくでオマージュされています。

賢者と中央の魔法使い3人は、オズに魔法使い達を束ねて貰うために、北の国にあるオズの城へと向かいます。賢者は異界からやってきた異邦人。つまりドロシーと境遇が似ているのです。そして一緒に向かう仲間の数も3人と一致しています。ちょっとした共通点ですが、「オズの魔法使い」を彷彿とさせるエピソードでした。

家に帰りたいという願い

ドロシーの元々の故郷カンザスの平原は、とても豊かとは言えません。平原や家屋は日光にずっと当てられていたせいで灰色一色。生活も質素で豊かとはほど遠いものです。それでもドロシーはもと居たカンザスへ帰ろうとします。ドロシーはこう言いました。「そこがどれほど退屈で灰色でも、自分の故郷で暮らしたい。他のどんな美しい場所でも。わが家に勝るところはない。」ドロシーは仲間たちの願いが叶い、幸せになったのを見届け、自分の故郷へと帰っていきました。

まほやくにおいて、賢者もいずれは自身の世界へ帰ることを望んでいます。魔法使いがいる世界は、不思議にあふれ刺激的、豊かな色彩溢れる景色が流れている。そして、賢者の魔法使いという素敵な仲間たちがいる。それでも、賢者は今後も自身の世界へ帰ることを望むのでしょうか。今はドロシーと同じように願っていますから、世界が正しい道を歩み、賢者の魔法使いたちが幸せになったのを見届けたら、自身の世界へ帰るのかもしれませんね。

魔法使いが交わした「約束」

「オズの魔法使い」に登場するオズは、ドロシーたちの願いを叶えると「約束」をします。しかし、結局オズは約束を守ることができませんでした。この約束が破られる前と後では、決定的な違いがあります。それは、オズが「魔法使いではなくなった」ということです。

オズはドロシー達と約束を交わしたとき、世界中の人間から「世界最高の魔法使い」と謳われていました。誰一人として、オズがただの人間だとは思っていません。つまり、オズはこの時点では、事実がどうであろうと周囲からみれば「魔法使い」だったのです。

しかし、ドロシー達に自分がただの人間だと知られてしまいました。魔法使いではない事を知っている人ができてしまった。この時点で、オズは「魔法使い」ではなく、ただの「人間」となったのです。人間ですから、当然魔法を使うことはできません。

まほやくでは、約束を破ると魔法が使えなくなるというルールがあります。つまり、魔法使いから、ただの人間になるということです。この設定は「オズの魔法使い」から着想を得ているのでしょう。なぜこんなルールができたのか。世界の謎について、これからのストーリーが楽しみですね。

おわりに

ここまでお読みいただき、いかがでしたでしょうか?

かなりのボリュームなので、全て読んでくださった方に感謝を述べます。ありがとうございます。

実は、今回は語りませんでしたが、他にも「オズの魔法使い」から影響を受けているエピソードが、まほやくには沢山あります。下の記事でオズ個人について考察していますので、そちらもぜひ読んでみて下さい。

それでは、また!

参考文献

オズの魔法使い – Google Books

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