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中央の国に義務教育はあるの?「彷徨う夜に導きをさがして」【イベスト考察】

シックな学園に魔法使いたちが忍び込むイベントストーリー、「彷徨う夜に導きをさがして」を考察していきます。

この先、ネタバレがあるのでご注意を!

それではレッツゴー♪

あらすじ

スノウ・ホワイトがリケ達に聞かせた怪談話。それはナイト・ウォーカーという、夜にだけ現れる化け物が今もどこかで徘徊している…という作り話。それに少しの恐怖とわくわく感を覚えるリケのもとに、スーキーという少女が相談をもちかける。

スーキーのいる学校で、次々と生徒が行方不明になっているというのだ。そして、学校で行方不明になった生徒は、ナイト・ウォーカーに攫われた、という噂が出回るほど。リケ達は賢者の魔法使いとして、生徒を助けるために学校へ潜入するのだった。

元ネタ考察

ナイト・ウォーカー

ここからはイベストにでてきたキーワードから、その元ネタを考察していきます。まずは、ナイト・ウォーカーから。まほやくでは夜に活動する怪物の総称であり、特定の生き物を指す言葉では無いそう。

私たちの現実世界でも、まほやくと同じように、夜に徘徊するモノの総称として使用されています。物語においては吸血鬼などを指し、もっとリアルな意味合いでは娼婦などを現します。

このナイト・ウォーカーという言葉の発祥はわかりませんが、1964年に同名の映画作品が作られているところを見ると、この頃から巷で浸透した言い回しのようですね。まほやくでは、このナイト・ウォーカーを原案としてキーワードが登場しました。

ブラッディ・マリー

ナイト・ウォーカーに続いてもうひとつ怪談関連を。ちらっとイベストにでてきたキーワード、ブラッディ・マリー。これも私たちの現実世界にある都市伝説を元ネタとしています。

アメリカに伝わる都市伝説、ブラッディ・マリー。鏡の前で「ブラッディ・マリー」と3回唱えると、鏡に髪の長い血まみれの女性が映る、というものです。そして、その女性は呼び出した人を死に至らしめるとか…。

主に肝試しの催し物としてアメリカでは親しまれているみたいですね。まほやく世界でやったら、本当に何か出てきそうで恐ろしいですが…。

Polly put the kettle on

イベストにでてくるスーキーとポリー。このふたりも実は元ネタがあるんです。それは、イギリスで有名なマザーグース、いわゆる童謡からきています。曲名は「Polly put the kettle on / ポリー、やかんをかけておいて」です。

写真提供:“”Polly put the kettle on”” (front) | File name: 10_03_00171… | Flickr

イギリスは3時のおやつの時も、紅茶にケーキにパンを家族で囲み、しっかりとお茶の時間を楽しみます。これは、ポリーやスーキーがお茶の準備をしてる姿を歌っているんですね。歌詞は伝わり具合によってまちまちなのですが、大まかにはこんな感じ。

Polly put the kettle on,
Polly put the kettle on,
Polly put the kettle on,
We’ll all have tea.

Sukey take it off again,
Sukey take it off again,
Sukey take it off again,
They’ve all gone away.

☆日本語訳
ポリーがケトルを置いたら
みんなでお茶しよう

スーキーがケトルを持っていったら
みんな帰っちゃった

ポリーがケトルを置いたら Polly Put the Kettle On 歌詞の意味

これを見る限り、ポリーがお茶にするためにやかんを火にかける。スーキーがやかんを火からおろしたらお茶会がお開きになった、というところでしょうか。お茶会がお開きになるからスーキーがやかんをおろしたともとれますが、逆にスーキーがハブられているようにもみえますね。スーキー…可哀想に…。

まほやくのスーキーは、去年引っ越してきてから、なかなか友達ができず悩んでいました。童謡のスーキーを思い起こさせますね。そこに、ポリーという初めての友達ができたのです。

童謡におけるスーキーはひとりぼっちでしたが、まほやくではポリーが友達になってくれました。まほやくにおいても、スーキーが友達たちと一緒にお茶会ができるようになるといいですね。

中央の国の教育状況

ここからは元ネタ考察から少し離れ、ストーリーの内容について触れていこうと思います。イベストでは中央の国の教育状況について少し触れられていましたね。

今回、舞台となるベリル・スクールは、建物の内装から察するに、よく整備されデザインもシックで整えられているように感じます。いわゆる、いいところのお坊ちゃん達が通っていそうな印象。

中央の国の制度としては、誰でも学校に通えるとはなっていますが、実情は貧しい家庭は学校に通えていないみたいですね。それは、子どもが労働力として家庭を担っているためです。

今の日本では義務教育がありますから、学校に行かせずに子どもを労働に駆り出すことは基本的にはありません。しかし、発展途上国では今も子どもが労働を主として担っていますし、日本も戦後しばらくは子どもを労働力としてみなしていました。

こうしてみると、中央の国もまほやく世界においては先進的ですが、未だ発展途上なのかも、という見方もできますね。それはおそらく西の国も同様なのでしょう。クロエが中央の国の実情を知ると、すこし落胆の色を見せています。

クロエも学校には行かせて貰えず、実家のお店の切り盛りに駆り出されていたのでしょう。西の国も、義務教育という制度はなさそうですね。

とても現実的な話をしてしまうと、子どもを労働力とみなす国は人身売買が行われやすくなります。さすがにまほやくで人身売買を持ち出す事はないと個人的には思いますが、そんなこんなで教育制度が整っていないと色々とありますので、是非ともアーサーには教育面でも政治を頑張って欲しいですね!

さいごに

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

今回は比較的さらっとした考察になりました。本当はリケの心情変化なども追いかけようと思いましたが、先日第一部までのリケの心情考察を行い、わりと基本部分が被るため今回は割愛。

もし気になる方がいれば、こちらの記事も読んでみて下さいね。

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それでは、また!

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